何もとりえの無い私 | ナウでヤングな大人の為の心理学

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カミサマは、何となくこう思う(コラー)


その少年は、盲目だった。


小学生になっても

そのせいで、

勉強やスポーツも出来ず、

当然、友達も出来ない。


「自分には価値が無い」


家族はとても

愛してくれていたけど

自分の存在に

価値を感じられない。


そんなある日、

クラスで飼っていた

ネズミが逃げ出した。


クラス全員で探しても

ネズミは見つからない。


その少年は、

目が見えないので

みんなと一緒に

探す事さえ出来ない。


その時、

担任の先生が言った。


「アナタは耳が良いから
   ネズミを探してくれない?」


ネズミの小さな

鳴き声を辿って

彼は探し当てた。


「スゴイね!」

「偉いぞ!」

「ありがとう!」


クラスのみんなが

喜んでほめてくれた。


先生は、

自分の良い所を

ちゃんと見てて

くれたんだ!


それが彼には

何よりも嬉しかった。


そして、

そのことで

クラスのみんなに

感謝もされた。


自分にも

出来る事があるんだ!


それで

みんなを

喜ばせる事も

出来るんだ!!


そのことがキッカケで

彼は決意した。


これからの人生は

自分に出来る事で

みんなを喜ばせるんだ!


それからの彼は

そのことだけに

集中するようになった。


そして数年後、、、






不思議なスティービーは

世界中の人を幸せしている。