今年の2月から不登校になってからは、色んな場所との出会いがあった。

まずは、寺子屋そして葉山のハーモニーガーデン、レモンの庭などどれも

長女を癒す為には必要な場所だった。

 

「どうして勉強をしなくてはいけないのか分からない」と2月に言った

長女のこの発言が私にはとてもショックが大きかった。

 

「学ぶこと」は「生きること」だから。

そんな風に私は考えているから余計に娘に与えている教育が生きていなかったのかと苦しかった。

 

娘には、「学ぶことって楽しいんだよ!知ることって生きている事と同じくらい尊いんだよ」と伝えた。

 

それからは娘と4校学校見学をした。

 

どの学校も娘は私の影に隠れて出てこない。

娘の為に来ているはずなのに、私が先生から説明を聞いていても知らん顔している。

すごく腹立つなーとも思ったけど、娘にはこの学校はピンと来なかったんだろう。

 

そのうちの一つの学校(長男の通っている私立校)は体験授業があったので参加させてみた。

いつもの娘なら初めての場所、初めての先生!絶対嫌がるだろうと思ったのだが運よくお兄ちゃんの担任の先生の授業だったので快く参加できていた。

 

体験授業は親は見学はできなかったのだが、帰ってきた娘がびっくりした表情で「こんな学び方があるなんて知らなかった!!この学校に通いたい!」と言ってきてくれた。

すごい嬉しかった。

体験授業を受けたのは中学だったので早速小学校の見学を予約した。

 

兄が通う(和光中)には幼稚園から大学まであるのだ。

 

小学校の見学の日、娘はいつも通り緊張していた。

個別で案内してくれたのが副校長先生だったのだが、その先生が温かい方だったのですぐに娘もうちとけいつの間にか先生と娘と2人で会話しながら歩いていっていた。

展示物一つとっても娘は興味津々の様子だし、授業の様子を見学する際もそんなに近くまでいく??と思うほど前のめり。

やっぱり子どもは学校の空気ですぐに察知する能力があるんだなーと感じた。

 

親が言葉で伝えて動かすよりも、子どもを連れてみせるのが早いわ!と思った。

 

帰りの車では「絶対ここに行きたい!」

と言っていた。

娘はとても輝いているように見えた。

 

 

親はいつでも、待つことしかできない。

 

焦ってもしょうがない。心配しすぎてもしょうがない。

娘を信頼して待つだけなんだと痛感させられる。

 

「ここで学びたい!」

それだけで充分だと思った。

これまでの、心配や不安に押しつぶされそうになった私の心は私のエゴだったと気づいたから。