昨日はピアニスト・中村紘子さん のコンサートに行ってきました。


歩きたくなる径。-パンフ。

幼い頃から天才少女としてその名を馳せ

現在も国内外で精力的に活動している中村さん。

2008年には紫綬褒章も受章されています。

2009年秋にデビュー50周年を迎えられ

今年の7月まで日本全47都道府県をめぐる記念ツアー中。

昨日が福井の番だった、というわけです。


昨晩の天候は雪、しかも思っていたよりも積もってしまい

かなりのお客様の到着が遅れたので

15分押しぐらいでの開演となりました。

私は実家の母と会場で待ち合わせていたのですが

母も道路および駐車場待ちの大渋滞に巻き込まれ

危うく間に合わないところでした。ハラハラした~あせる


ステージの上に現れた中村さんは

白地に黒い刺繍の入ったドレス姿。

TVで見るよりも小柄で華奢な方でした。

今年はショパン生誕200周年ということで

演奏前にショパンにまつわるお話を聞かせてくださってから

素敵な演奏会の始まりです流れ星

指揮はミハウ・ドヴォジンスキ、

オケは東京フィルハーモニー交響楽団です。


ヴァイオリンウェーバー 歌劇「魔弾の射手」序曲

ピアノショパン ピアノ協奏曲第2番へ短調

ピアノショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調

グランドピアノアンコール1 ショパン ポロネーズ第11番ト短調

グランドピアノアンコール2 ラフマニノフ 前奏曲「モスクワの鐘」


中村さんの演奏シーンはTVでもよく見ますが

鍵盤のたたき方がダイナミックでリズミカルですね。

弾き終えた時の腕の振り方も

まるで踊っているときの腕使いみたいで

母が気に入って真似してました(笑)


ショパンの協奏曲、中村さんがプレトークで

「2番はとても弾きづらい曲です」と話していたのですが

聞いてみてよく分かりました。2番はなんだか小難しい曲調!

1番の方が万人向けの華やかで美しいメロディだと思いました。

2番は若かりし頃のショパンが

初恋の相手への想いを表現した曲とのことで

若さゆえの苦悩が滲み出た結果の小難しさなのかなぁ、などと

分かりもしないのに母と勝手に想像してました。


今回一番嬉しかったのはアンコールの二曲目!!

幾度目かの拍手でステージ上に戻ってきた中村さんが

「バンクーバー五輪で真央ちゃんが…」と話し出した瞬間に

「『鐘』だ!『鐘』を弾いてくれるんだ!!」と分かって大感激。

真央ちゃんがオリンピックのフリーで使った曲。

真央ちゃんバージョンよりさらに重厚な響きですごくかっこよかったです。


演奏終了後、CD購入者対象のサイン会が開かれたので

ミーハーな私はしっかり貰ってきてしまいましたキラキラ

目の前の中村さんはお目目ぱっちりでとても綺麗でした。


歩きたくなる径。-サインは2枚目。


振り返ってみれば

今年に入ってから毎月一度はコンサートに行ってます。

この調子でじゃんじゃん行きたいな~。

でも次は7月ぐらいまで間が空きそうです。