「九州電力社長辞意を表明」


今朝のニュース。


それにしても九電、やらかしてくれちゃいましたねぇー。

何をって、そりゃもちろん、やらせメール。


そもそも、福島の原発が水蒸気爆発を起こして自衛隊やハイパーレスキュー隊の方々が放水活動をしている最中、発表された原発の是非を問う世論調査。


「現状維持でよい」を含めて原発の存続に賛成が7割強だなんて、おかしいなーと思ったんだよねー。


方々からあれは、電力会社の息がかかった人たちを中心にとったアンケートで、脱原発の動きを牽制する為のやらせだって言われていたけど、今回の九電によるやらせアンケートでその疑いが一層強くなっちゃったねー。


今回のは九電の問題だから、東電は違うでしょ?


なんて思わないからね。

フツー。


九電で発覚したことなら、東電のあのときのアンケート調査も同じやらせだとうと思うのが大方の見方じゃない?


今回のやらせメール事件でわかったこと、それは


原発の存続賛成多数は電力会社の意図的な世論操作であったということ。


言い換えれば、


世論を操作しないと国民を納得させられないほど原発の安全性は確かでないということ。


そして


そこまでしても原発を存続させたい何か理由があったということ。


その何かって、一言でいえば利権に他ならないんだけど。


原発を擁する町の町長さんや議員さんたち、エライ人たちは結局、本人や親族ががっつり原発の恩恵を受けてしまっているから、福島の事故を目の当たりにしても原発を止めろとは言えない。


福島は運が悪かっただけ、自分たちの所はきっと大丈夫。


と、なんの根拠もなく無理ないい訳だとわかっていても、気づかぬふりをして自分を騙し、納得させる。


電力会社や彼らの組織票で当選した国会や地方の議員さんたちも同じ。


原発が本当はコストが高く、全く安全でない危険な代物だと知っていて、今回のことでさらに今後、原発を存続させるのは難しいと痛感しても、原発によってもたらされる利権にどっぷりと浸かってしまって、もはや抜け出せない。


利権というのは禁断の果実なのかもしれない。


神様がアダムとイブに禁じた禁断の果実は「善悪の判断を知る」ものだった。

その実を食べ、「善悪の判断をすること」を知った人間は、自ら制限を作り出し、その制限故に不死を手放し、自由な創造を手放すことになった。


利権という禁断の果実は、一度食すると全てを失うまで食べ続けなければならない麻薬のようなものなのだろう。


その身が滅ぶまで。


引くも地獄。進むも地獄の滅びの道。


原発の利権に群がる彼らはまるで、自分の尻尾に喰らいつき、自らを喰らいつくす蛇のよう。


かわいそうに。。。


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