研修には、大別して職場研修と職場外研修とがあります。




職場内研修(OJT=ON THE JOB TRAINING)と言うのは従業員に実際に仕事をさせながらまたは、仕事と関連させながら随時指導をしていくことで主に管理監督者が指導にあたるものです。




職場外研修(OFF JT=OFF THE JOB TRAINING)と言うのは従業員を一時、仕事から切り離してもっぱら研修を実施していくことで主として研修所などで行われている研修です。




セミナーや勉強会に出席させたりすることも職場外研修と言われます。




※OJTの長所
・個人個人に最も適切な指導ができる
・職場の実情にふさわしい実践的な研修ができる
・研修したことがすぐに仕事に生かされる
・研修のために仕事の継続性が失われることがない
・必要に応じていつでも実施でき特別な経費をいらないので簡便である
・効果がすぐ仕事上に現れるので 研修のやり方の良し悪しが判りその改善が容易である
・研修の効果をみながら仕事の割り当てや命令の与え方などを 適切に改めていくことができる
・相互の理解・信頼が高まる


※OFF-JTの長所
・多数の職員に統一的な組織的研修を行うことができる
・体系的な知識・原理等を短時間に教えることができる
・研修に専念させることができる
・講師を選ぶことによって多種多様な研修をすることができる
・特別な設備・器具を利用することができる
・各部署間の従業員が互いに知識と経験を交流する機会を得られる
・研修の目標に対して集団的な努力が行われる




このように職場内研修と職場外研修には、それぞれ長所があり、互いに補いあって研修の成果を挙げることができるのです。従って、管理監督者は日頃から研修担当係と良く連絡を取り必要な助言や援助を受けたり研修担当係のいろいろな調査や計画に積極的に協力することにより部下にとって望ましい研修を受けさせていくよう努力しなければなりません。




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