ぶれぶれな話 第15弾に参加してきました。テーマは~虐待~ | えのまちちゃんのブログ

ぶれぶれな話 第15弾に参加してきました。テーマは~虐待~

ぶれぶれな話 第15弾 

「あれは自分ではなかったか」

に、参加してきました。

http://blogs.yahoo.co.jp/genkitonya/27163042.html


その前に、会場となっていたごきげん屋の紹介から~

以前から、大阪のあたりで”ぶれぶれな話”という あつい介護の会をやっているらしいとの噂を聞いていた。いつか行ってみたかったのと、岐阜で会った日高さんという若者が立ち上げた 小規模デイ”ごきげん屋”があっという間に二軒目のデイ”あっぱれごきげん屋”を開所したと聞き、そのお祝いも兼ね、咲に声をかけ一緒に参加した。


日高さんはこんな人です → http://www.gokigen-house.jp/interview/


新しいあっぱれごきげん屋は、日高さんが長年施設で一緒に働いていて友達でもある赤穂さんという若者をヘッドハントして、開所。

しかも隣の家が空いたから、と、二つのデイは隣どおし。


「やっていけるん??」という疑問には、

まだこの地域では心あるあつい介護をしているところが少なくて、ちゃんとやれば利用者さんが集まるから大丈夫です。と。

つまりは、事業者側の都合でしか動いてないところが多く、手がかかるとかみんなと過ごすのが難しいとか、そういった私たちからすれば当たり前な人たちはなかなかデイに行けないらしい。


そもそも、自分の事業所を持とうなんて全然考えていなかった日高さんは、げんき問屋という事業所を立ち上げている山内さんという一見ふざけてばっかだけど 実はかなり熱い人と知り合いになり、いつか絶対、自分がやりたい本気の介護やれっていう話を聞くうちに起業を考え始めたそうだ。


このくらいの家賃で、このくらいの利用があって、こうすれば、という、「あつい介護をしたい」という心だけでは立ちいかない ものすごく細かい話を山内さんが全部教えてくれたそうだ。


その山内さん。

初めてちゃんと話してみて、感動した。

この人がいるから、みんなが集まって安心して動いていける。

実際、山内さんを慕っている介護関係者がわんさいて、納得した。

「今、50代以上の方たちが今まで頑張って介護界を守ってきてくれた、そして自分たちが頑張ってきた。今度は新しい世代が出てきて、本当に嬉しい」ってことも話していた。

大阪界隈のいくつかの人たちが集まれるきっかけになっている。

なんでこの人格ができたんだろうって方が気になっていろいろ聞いたら、ラグビー(だったか、アメフトだったか・・・忘れた、いい加減で申し訳ないです)かなにかをやってて、運動部出身なので、一個でも年上だったら敬います。と言い切る。で、そのかわり年下なら、しっかり面倒みてやりたいんです。と。


しかも、それだけじゃなく、細やかさがすごかった。みんなを笑わせながら、しっかり細やかな心遣いだった。

さらには、お金の話をしてたら、すんごいしっかりやってるし。すごすぎ。

誉めるとこしかない。

山内さんと日高さんの男同士のあつい関わりは、日高さんから直接聞いて欲しい。
私が書いたら軽くなりそうだから。


そんなこんなに感心したり、自分の弱いとこに気付いたりしてたら、ぶれぶれな話の本懐サイコロトークが始まった。

ちなみに、だけど。
ぶれぶれな話って、何年か前に広島で玄玄の藤渕さんがやってた ぶれない話
に関係あるよね?って聞いてみました。
山内さんが答えてくれました。
玄玄のブログ読んでて、こうゆう発信してはるんや。大切なことやってはる。と共感して、自分たちもそうゆう場を作ってみたそうです。

ぶれない話の時も、真っ正直な現場の話を現場の人が話していた。
このぶれぶれな話でも同じく、大阪らしい笑いを入れながらも各自が自分のコトバで語りあっていた。
全部面白かった。
まとまらない断片的なコトバほど面白かった。

ちなみに、今まさに!のアミーユ出身の人が居て(名前は出していいのかわからないので伏せますが)内情を教えてくれた。
各施設の管理者次第だそうだ。管理者って、お勉強だけじゃなくいろんなチカラや柔軟さ、が必要だから、ある程度の時間で結果が出る。もちろん働いている職員のメンバーにも大きく左右されるが。
で、その上でダメになってる施設に違う管理者があてがわれるシステムだから、管理者がぐるぐる異動するそうだ。
つまりは、見学に行って「あぁ、なんか雰囲気いいな」と安心しても、何年か後には悲惨な現場になる可能性もある、ということだ。
大手の弱点じゃわー。
すべての施設をよくするなんて無理。そこで働いている人達が、そこに住んでいる人達と一緒に、地味に日々少しづつ、つくりあげていくのが生活じゃん。
手をかけていくしかない。一様にいい雰囲気をもとうとすれば、無理が出る。無理は住んでいる介護されている人たちに向かう。

で、虐待。
絶対私は虐待なんてしません。という人はうそつきだ。
条件さえそろえば、人間はどっちにもなりうるっていう大前提を知らない人が介護を生業とするのは恐ろしい。

いろんな想いや言葉を沢山聞いて。

ああ、行って良かったなあ。って思いながら、咲と一緒に広島へ向かいました。
ごまかしのごく普通のしょうもない介護のセミナーなんかよりも、とっても心を耕されたひと時を過ごしてまいりました。

ありがとうございます!



ごきげん屋の 日高 & あっぱれの赤穂 ライブ



あっぱれの壁に描かれた書



その場に居合わせた人たちが書いた顔だそうだ!





よく見たら、so-ji、とか書いてあるグッズのカバン
利用者さんのシルエットらしい



サイコロトーク中 咲も話してました



住宅地にある一軒家を借りています