昨年久しぶりにマイベストちゃんこの「ちゃんこ晴海」に行った帰りに目にして、気になっていたお店「伊豆屋酒店」。店名通りお店というより酒屋さん。
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なぜ気になったかと言うと、角打ち(酒屋で立ち飲みすること)が出来る、しかもクラフトビールが。クラフトビールの角打ちとはなんとも斬新なスタイル。
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中延の「Kirin Store」に行った帰りに寄ってみた。本当は15時にKirin Storeに行く前に寄ったのだが、開いておらず、日曜日は15時開店とのこと。(角打ちは17時~22時)

細長い入口の新酒の知らせの杉玉に出迎えられ、通り抜けると奥にはある程度のスペースが。そして入口には「当店は居酒屋ではありません」との貼り紙がある。
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そう、あくまでも酒屋さんは飲食店ではなく、販売店なのだ(法律上でも)。だから有料試飲というスタイルということを忘れてはいけません。

ガラスケースには日本全国のクラフトビールの瓶が数多くある。月末のため少なめと店主は言っていたが、それでも結構なバリエーション。ネストビールや箕面ビールの有名ブルワリーもしっかり押さえている。そのほか、富士桜高原麦酒、サンクトガーレン、志賀高原ビール、白雪ブルワリーなどなど。最近の日本のクラフトビールはラベルも個性があり、ショーケースを眺めてるだけでも楽しい。
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また2種類ほど樽生も楽しめ、この日は木内酒造がライセンス生産しているブルックリンラガーの樽生があって、700円で飲めるのは嬉しい限り。この価格も角打ちならではといえる。
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そしてガラスケースの中のクラフトビール(瓶)は売価+100円で飲めるのも角打ちならではのハイコスパ。折角なので、未飲のものと思い、いわて蔵ビールのレッドエールに。エールらしく色も香りもよいビールだった。
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またちょっとした酒の肴に店内のつまみやスナックを購入して食べることもできるのも楽しい。最近堅焼き煎餅にはまっているので、手にした栃木のこめの里本舗のたまり醤油がストライクだった。たまり醤油の香りが香ばしく、堅焼き煎餅片手にエールを飲むというのも角打ちならではのスタイルだろう。
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今流行りのクラフトビールブームに乗ったように思うがそうではなく、この酒屋さんは昔からビールの品揃えが良かったことを知っている。なんせ自分は荏原町に9年間住んでいて、当時からベルギービールを始め、珍しいオリジナリティ溢れるバリエーションだったことを良く覚えている。その当時の話やその後一時コンビニになった話などで、店主とも盛りあがった。もちろんクラフトビールの話でも。

角打ちですから長居をするのは粋ではありません。2杯飲んで、有料試飲ですから、当然クラフトビールも購入して店を後に。購入したのは、スノーブロンシュ(白雪ブルワリー)、ボック(梅錦ビール)、SOBA(志賀高原ビール)の3本を。
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最近のトレンドに乗った訳ではなく、昔から取り扱ってきたアドバンテージがなせる技なのだろう。豊富なラインナップのクラフトビールが購入出来て、しかも角打ちできるなんて、夢のような酒屋さんです。
これから通ってしまうだろう、間違いなく。




伊豆屋酒店 (その他 / 荏原町駅中延駅旗の台駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5