自然歩行とアケボノソウ | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

 

20年前、末梢神経損傷で右足が麻痺して歩けなくなったとき、そしてそれが回復して歩けるようになって、はじめて自分の足で歩けることの喜びを実感しました。それでも、歩くことができるとしても、自然歩行を実感したくて、山歩きを続けています。私が考えている自然歩行というのは、体の仕組みのなりに(無意識に)起こる自動歩行のような感じです。

 

 

私は今まで自然歩行を満足な形で実感していませんでした。歩き方の方法を尋ねられた時、私は体の真下に接地する、という程度の説明で留め、実技ではロウギアランニングを実習し、その後訪れる自然歩行を体感してもらう、という方法で説明していました。それが最近、自然歩行という感覚を垣間見ることができ、かすかにですが実感することができました。自然歩行を実感できたことで、まだ自然歩行の発動を止めてしまう要因があることに、自然歩行を垣間見ることで気づきました。

 

 

遡ること小学生の頃の下校途中、半ズボンで歩いていた私は左右の内ももが擦れ合う違和感を感じました。おそらく、柔道を始めた頃と重なっていると思いますが、その違和感を避けて、ガニ股歩きに形を変えました。その後、度重なる捻挫や骨折などの怪我で自然歩行ができない状態に成長していったのだと思います。

 

 

世界陸上大会に出場する選手たちは、自然歩行ができている選手が多いと思います。私が自然歩行を確実に手に入れるためには、彼らのような体の仕組みのなりに歩行動作ができるよう、動いていない機能を回復していかなければなりません。いよいよ楽しみになってきました!

 

【山歩き】足指首トレーニング