6月の機能的な体づくりサロンは、機能的な体づくりの大前提となる股関節の解剖学を踏まえ、足の感覚と運動の循環を良好にし、姿勢の中に骨格を入れるための深部感覚ルーティーンを実習しました。
今回は骨格のミニ模型をつかって実習内容を解説しました。
牧神の蹄を4こ使って、足の感覚をリハビリしました。変形性股関節症で8年ほど病院に通院されている、という方がみえました。その方は手術を回避したいために、筋肉を揉みほぐすケアをされているとのことでしたが、牧神の蹄に足をフィットさせているときは、股関節に痛みがなく、負担が軽減されるとのことでした。股関節に負担がかかる原因は筋肉の他にありそうです。筋肉を揉みほぐしたとしても、機能面が改善されるわけではありませんから、体の仕組みを理解しリハビリをすることが大切です。
また、体のあちこちに不調があって施術を受けても、すぐに戻ってしまい治らないという方もみえました。このようなケースは多いのですが、運動療法が不足している傾向にあります。体の状態に必要な施術と運動療法で、体の感覚と運動の循環を良好にします。そして、体の中の深部感覚をオンにして、姿勢と動作の中に骨格を入れることが大切です。