勉強熱心な指導者の悩み | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

時代が切り替わる瞬間があるとすれば、私にとって昨日という日がそうだったのではないかと思う。だからといって、今日が特別な日であったわけではない、今日が特別な日でなく平凡な日だったから、そのように感じたのだと思う。昨日は一日水道工事があった。錆びた水道管が交換され、邪口が新しくなり、水回りが一掃されたことでそう感じたのかもしれない。
 
さて、治療院をされている方や各種指導者の方から、自分ができていないことを相手に伝えることが辛い、と相談を受けることがある。これは真面目で深く勉強している人に多い悩みだと思う。私も同じようなタイプなので気持ちはよくわかる。私の場合は、自分ができないことをできるようにして、自分が今できることを相手に伝えるようにしてきた。だから、それは知っていることではなく、出来ること。出来ないことは出来ないといい、知らないことは知らないという。それはいくら知識があって、相手に知識を並べたとしても実感のない知識はとても希薄で相手に伝わらないと思うからだ。
 
体がやわらかい指導者の方で180度開脚前屈ができるが、自分が股関節を動かせない自覚がある。伝える相手がどの程度の希望があるのかわからないが、自分が実感している分を伝えることが大切だ。