週刊ポスト(8月20・27日合併号)
関連記事①(前編)
関連記事②(後編)
今回は、第3弾の内容をご紹介します。
これまでのまとめ
・英語は仕事で「信頼を築き、結果を出す」ための道具。
英語と論理(ロジック)
・真の世界共通語は、英語ではなく「論理(ロジック)」。
・英語は論理的思考に、日本語よりも適している。
・英語の導入はロジックを重んじる企業文化に貢献し、世界から人材を惹きつける。
内容(what)よりも方法(how)
・英語では内容はもちろん重要だが、それ以上にどうやって伝えるかが大事。
・同じ内容でも、ピアニシモからフォルティシモまで、伝え方の「強弱」はさまざま。
・加えて、カンタービレ、アパッショナートなど、さまざまな「技」がある。
・これらの方法(技)を工夫して、ニュアンスを伝えることが不可欠。
ハイレベルの英語を使う舞台
・対外交渉もそうだが、最重要は取締役会。
・直接「NO」と言うのではなく、巧みに「ボールを打ち返す」。
・たとえば、8~9割は相手を認め、「残る課題は…」と切り返す。
・根回しではないが、戦術は工夫できる。
障壁と解決法
・ハイレベルの英語には明確なベンチマークがない(TOEICとは異なる)。
・つまり、世界に通用するレベルがわからない。
・解決法は、本場を知る人間が実体験を伝えるしかない(野球・サッカーと同じ)。
日本人の強み
・婉曲な「NO」は不得手ではない⇒かぐや姫は『竹取物語』で言葉巧みに帝の求婚を拒み続けた。
・目標さえ決まれば、努力して達成する。
英語対策
・ケネディやオバマなどの演説を聞いて、「最高レベルの英語」に触れる。
・自分が仕事で直面するシーンを想定して、ロジックとニュアンスを磨く。
・交渉や会議の場で「結果を出す」ための戦術を練る。
これらの指摘・提言はとても意義深いものなので、別途フォローをする予定です。
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