"expect"と"anticipate" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"expect"と"anticipate"を見てみます。

どちらも「予期する」と訳されるもので、どのような違いがあるのか確認したいと思います。早速ロングマンExams英英辞典でそれぞれの意味を見てみましょう。

"expect"

to think that something will happen because it seems likely or has been planned


"anticipate"

to think about something that is going to happen, especially something pleasant

"expect"の大意は「何かが起こるだろうと考えること、なぜなら起こりそうに見えたり、計画されているから」ということです。

そして"anticipate"の大意は「起こるであろう何かについて考えることで、特に楽しい何か」ということです。

ポイントは最後の"pleasant"で、"anticipate"は楽しいものを予期するというニュアンスがあります。なのでこちらの訳語には「楽しみに待つ」があります。しかし「特に」ということなので、全てではありません。

ではそれぞれ例文を見てみましょう。

I expect to be back within a week.

Danniel was eagerly anticipating her arrival.

一つ目は「私は一週間以内に戻ってくるよ」ということで、それは計画されてるような内容であることが考えられます。

二つ目は「ダニエルは彼女の到着をとても楽しみに待っていた」という感じです。こちらは楽しみにしている感じがあるでしょう。

このようなニュアンスの違いを覚えておくと、より英語理解が進むと思います。