彼曰く、彼の上司はイマイチいけてないというかセンスがない。マーケットの世界で生きていると致命的だ…。会社の飲み会で同僚たちにこういったそうだ。
「もっとさ、上司にガンガン意見ぶつけて議論したほうがいんじゃないか?彼はちょっと…。イマイチセンスがないよ…」と。
そうすると彼のアメリカ人の同僚たちは口をそろえて「そんなことして嫌われたらいつクビにされるかわからない。できるわけがない。」と答えたそうだ。
日本だとどうだろうか?会社にもよるだろうが、意外と会議などの場では上司と正々堂々と議論、あるいは直接的ではないにしても上司の方向性の軌道修正を 図るような場面も多いような気がする。
日本企業にはパワハラが多いだの、日本人は社畜だのといわれるがそういう話を聞くと必ずしもそうでもないように思う。
また、こんな記事も発見したので一部引用したい。
出世のためなら三千里!外資系で「上る」技術
彼女は帰国子女なので、イギリス人相手でも英語には困りません。流暢な英語で彼女は続けます。
「こうやってお肉の色が変わったら、このタレにつけて……はい、あーん♡」
と突然、先輩は偉い人にあーんさせながらお肉を食べさせ始めたのです!
そしてしばらくして、その先輩は異動届を出しました。異動先はその偉い人がいるロンドン支店、見事採用です。
日本の外資系から海外へ異動することは至難の業です。異例の大出世と言えます。
ということらしい。
さらにこの記事の中にもあるが、直属の上司の人事権が海外の企業の場合は日本よりもはるかに強力なので直接の上司のためにいかに仕事をするか。そしてうまく媚を売るか。ということが日本の場合よりもより大切になってくるわけだ。
会社の利益という視点は日本よりもはるかに希薄である。
日本の労働環境は最悪だなとどいう人は多いけれども、僕に言わせれば世界中どこでも変わらないし、まだ日本のたいていの企業はましなほうだと思うのである。