日本の就活は終わってるのか? | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々とそしてまた東京に。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生でした。今は東京に戻りしばらくお休みしていましたが少しずつ再開してみようかと思ってます。よろしくお願いします


こんな記事をBLOGOSを読んでいると発見した。

ココが変だよ、日本の就活。webテストで大半をふるい落とす会社って?

日本の将来を担う就職活動が、こんな旧式のシステムで、しかも不正が当たり前の環境で行われ、多くの企業がそれをもとになんの問題意識も持たずに足切りをしている。小ずるい学生が得をする。日本の将来は真っ暗闇です。(BLOGOSより引用)


詳しくは上記の記事を読んでいただきたい。僕もよく知らなかったんだけど、最近の就活におけるSPI(今はなんていうのだろうか。僕が就活なるものをやっていた時はそういっていた)はインターネットで行う場合が多いらしい。で、この記事によると対応しているOSとかが限られていて不利益を被っている学生がたくさんいるということ。だから日本の就活や日本企業はお先真っ暗らしい。

まあ、言われてみればもちろん「ちょっと」不公平だよなあという話だ。ちょうど僕が就活をやっていた時期はネットで就活をやるというのが一般的になり始めていた時期で僕も就活に備えてパソコンを買ってインターネットをつないだものだ。内心ではネットがないと就活できないなんて不平等だよなあと思ったものである。実際にはパソコンを買うお金がなくて学校のパソコンで夜遅くまでエントリーシートとかを書いている友人も多くいた。これも不平等じゃないかと今思えば思うんだけど。時代の過渡期っていうのはそんなものなのかもしれないと僕は思っていたけど。

でも、だからって言って日本の就活というシステムは終わっていて日本の企業はお先真っ暗なんだろうか。まあ、就活に不満を覚えている学生たちや会社に不満を持っている人たちはそうだそうだと手をたたくだろう。でも、それってなんか違うんじゃないの?と思うのは僕だけではないだろう。(あ、もちろん、僕も一労働者として会社に不満はあるけど…)

そもそも就職なんていうのは日本だけじゃなくてどこの国でも不平等なもんでだから日本以上に欧米のたいていの国は若者の若年者の失業率が圧倒的に高い。それなのに日本のシステムがそんなにおかしいということがあるのだろうか?

欧米だとインターンをやらないと就職できないケースが多いようだがそのインターンの採用は親のコネとか知り合いのコネとかで決まる場合も多い。すくなくとも表面上は誰でも応募できる日本の採用システムのほうがよほどか効率的だと思うのは僕だけではないだろう。百歩ずって日本のシステムが非効率だとしても欧米比べて「終わっている」ほどに劣後してるなんて思う人は少ないのではないだろうか?

企業だってバカじゃないのだからネットでSPIをしたら替え玉とかが発生するのは百も承知のはずだ。たぶん、SPIなんていうのは大して重要じゃなくて基本的知能の部分は高校とか大学名で判断していて、一応公平に採用していますというアリバイ作りでそういうテストをやっているのではとも思う。

本気でSPIで知能レベルと図ろうとしている会社なら会場に集まってやるはずだ。(まあ、もちろん、人事っていうのはちょっと実務感覚・現場感覚がない人が多いから…)

試験対策を対策本を買って頑張るような行為が悪いというのもおかしな話だ。採用する側からすればやる気がある行為に見えるんじゃないか。もちろん、就活だけで燃え尽きるような人も多いだろうけど、就活に全く意欲を示してない人と働くことに向けて頑張っている人間だったら確率的には後者のほうを採用したいと考えるのが普通だろう。

多くの企業はこれはすごいという個性のある人材を採用したいと思うだろうが、同時に会社の社風にあってそれなりの常識と知性がある人間のほうをより数多く採用したいと思うはずだ。人事部のアリバイ作りだと言ってしまえばそういった面もあるだろうが、実際に変わったやつばかりはいられては特殊な業界を除いては会社は成り立たないだろう。だから普通に頑張れて学歴がそれなりにあって…。人が良くて…という人が多く採用されるのは無理もない。

また、採用にかけられるコストというのも限られているわけだから、足きりにSPIや大学名を利用するのは無理もない話なわけで、それだけで日本企業や日本の就活という制度が「終わっている」とまでいうのはどうかしているだろう。

もちろん、多くの企業がそんな採用をしているならば網の目から抜け落ちた優秀な学生が多くいるだろうから、たとえば大学名を伏せて採用活動をしたりSPIを重視しない採用をすることで優秀な学生を採用しようとする企業もたくさん出てくるはずだし事実ある。筆者がそれほど心配する必要もなく市場機能がそのあたりをしっかり補完するだろう。

もちろん、この筆者の指摘には正しい面もあるし、公平性を欠いているので学生からしたら不幸な面もある。でも、それだけで日本企業全体をこけおろすことにはならないだろう。最近は就活の悪口をかけば(どんな些細なことでも本質的なことでなくても)PVが伸びて若者から支持が得られるみたいだから。こういう記事をかけばヒーローにでもなれるのだろうけど、若者の不満を不合理に煽ることに何の意味があるのか個人的にはいつもわからないなあと思う次第である。

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