をしていると素敵な瞬間に立ち会う
ことができました。
なんとハナカマキリの羽化です。
ここから先はしばらくカマキリの
写真が続きますので、苦手な方は
見ない方がいいのかも?
でも今回の記事は苦手な方にも
我慢してでも是非見ていただき
たいんです!
もしかしたら少しだけ興味をもって
いただけるかもしれません。
ではいきますよ~。羽化の最中を
順番に撮ったものです。
わかりますかね、まだ濡れて縮れた
羽が背中から真下に向かって伸びよう
としています。
このとき、既に最後の脱皮を終えて
体力を消耗したのか、ずり落ちて
きていたので止むを得ず少しだけ
補助しました。
少しずつ時間をかけて羽を伸ばして
いきます。
たので後はそっと見守ることに。
と混同している事がよくあります。
「進化=evolution」は生物の形態や
性質の変化が世代交代を重ねて起こ
る現象なのに対して、昆虫のこの形質
変化は「変態=metamorphosis」と
呼ばれます。
オタマジャクシがカエルになるのも
生物学的に言えば「変態」です。
余談ですが、僕もたまに「変態」と
呼ばれますがこれはまた別物です。
すいません、話が逸れましたね。
ちなみに、先ほどのハナカマキリは
一晩羽を乾かして翌朝には完全に
成虫の姿になっていました。
幼虫はこんなに綺麗やったやん?
…と思うでしょ?
実はこの成虫の体色には理由が
あります。
ハナカマキリはランの花に擬態
して獲物を待ち伏せるハンター
です。ランの花と言えばお祝い事
で贈られたりしますが、一度咲く
と花の寿命が3ヶ月以上と長いん
ですね。これがランの花が贈り物
に選ばれる理由の一つなんですが、
擬態する花の寿命が長いのはハナ
カマキリにとっても好都合です。
ハナカマキリの一生はたった数ヶ月、
その間は常に擬態する為の花が必要、
しかし花はいつかは枯れるもの。
ハナカマキリが成虫になる頃、ラン
の花も終焉を迎えます。
…もうお分かりですよね。
この茶色い模様の入った体色は
なんと、枯れかけている花に擬態
するためだったんです!
驚くべきことにハナカマキリの一生
はランの花のサイクルに合わせて
できているんです。
偶然か必然か…
これぞ大自然の不思議!
く~、高まる~!>_<
ということで、ハナカマキリの寿命
もわずかとなってまいりましたので
ご覧になりたい方はお早めに~!
あ、そうそう。わくわくいきもの
館でもう一つ変容を遂げようとして
いる生物がいますよ!
ウツボカズラの大型品種である、
ネペンテス・ダイエリアナ
の花芽が上がっています。
に合わせて開花してくれたら最高
なんですけどね。
の株に分かれていて、同時期に近く
で開花しないと受粉できない仕組み
になっています。
食虫植物のこういうロマンチック~
なところも好きです。(笑)
この株もオスかメスか、開花するまで
わからないので楽しみです。
見どころ満載のわくわくいきもの館
を見に行くなら今が断然オススメ
です!
ついつい熱くなり、長文になって
しまいましたが、お付き合いいただき
ありがとうございました。
担当 ごとう