子どもから学ぼう! | 「えんげきハウス」

「えんげきハウス」

子ども達により良い未来を

こんにちは。

20年以上の演劇人生を経て、今では幼児から高校生まで幅広い子ども達を対象に、演劇的手法を使ったワークショップのファシリテーターとして活動しています。まこちんですニコニコ



ALP(アクティブラーニングプログラム)“えんげきEC”での事なのですが、他者のアイデアから発想して瞬発的に表現をする“サンキュー”というワークをやった時のお話しをします。



これは、インプロ(即興劇)のトレーニングで僕も仲間内で良くやるワークの一つです!



でも、この“サンキュー”を嫌がる仲間がいますキョロキョロ


理由は、「追い込まれる感じがする」「他者のアイデアが理解できず不明」「閃かない」という事なのです。


やった事がある方なら多少なりとも頷けるのではないでしょうか。



※因みに“サンキュー”とは・・・

Aさんが何らかのポーズをとります。


BさんがAさんのポーズを見てAさんのポーズに関わる感じでポーズをとります。


Aさんは、Bさんがどういう関わりをしてくれたか分かったら「サンキュー」と言って抜けます。


次にCさんが、さっきのAさんとBさんの関わりとは関係ない、出来るだけ離れたシチュエーションの関わり方のポーズをとります。


そして先程と同様に、Cさんがどういう関わりをしてくれたか分かったら、Bさんは「サンキュー」と言って抜けます。


これを繰り返します。


この“サンキュー”をえんげきECの小学生クラスでやったのですが、驚く事に全く躊躇がないんです。


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サブファシリテーターも参加して入ろうとするのですが、入る隙を与えてくれません。


入ってきたポーズで「これ何だ?」と戸惑い、多少止まる事はあっても、すぐに「あ~!!サンキュー」と言って抜けるのです。


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「実際なんだと思った?」と確認し合って全然違う事は頻繁にあるのですが、そんなのはおかまいなしに、どんどん入っていくのですキラキラ


いやぁ、素晴らしいですおねがい


本当に羨ましいと思ってしまいました。


大人だと自分も含めですが、余計な事を考えて『閃き』に正直になれず躊躇してしまい、表現する事に臆病になってしまう事がありますが、子ども達は、良い意味で何も考えずに『思いのまま』『閃いたまま』をよどみなくやって楽しんでいるんです。



子ども達の発想力と瞬発力に脱帽ですほっこり



こんな時に僕が気にかける事は


good better


です。


発想・表現を受け入れて、より良くする為にどうするかアドバイスする。


決して否定はしないという事です。


「でも」とか「~だけど」という様な接続も使わない様に心がけています!


否定をすると、子ども達は正解を探そうとし、評価を気にする様になります。また、周りの目を気にしてせっかくの『閃き』に蓋をしてしまいます。


子育ての中でも、発想に制限をかける様な否定はせず、子どもの柔らかい頭から学ぶくらいの余裕を持って、子どもの「閃き力」を伸ばしてあげてください。