○○が問題児を育成している! | 株式会社エナジーソース 公式ブログ

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「問題はつくられている?」

こんにちは 人材育成トレーナーの高村です

いつもブログを読んでいただき

ありがとうございます

 

前回のテーマ「叱りやすい部下は伸びる」

思っていた以上に 上司サイドから反響が多かったです

一つ目しか紹介しなかったので

続きは?

それはまた別の機会に

 

さて今回は ちょっとおもしろい考え方を

「問題はつくられている?」

 

これは今から5年ほど前

心理学のお師匠さんから教わったことです

これによって 心が救われました

 

「問題はつくられている」


 

いつも元気な部下が落ち込んだように見える

そんなとき あなたならどう関わりますか?

 

どうした? 何かあったのか?

まぁ こんな感じが多いのではないでしょうか?

 

親子のやり取りから 普段を振り返ってみてはいかがでしょうか

とある教育熱心な お母さんと息子のやりとりです

 

息子「ただいま~・・・」

いつもは笑顔で大声で帰ってくるのに

今日は元気がない!

 

お母さん「あんた元気ないやない なんかあったの?」

息子「え なんもないよ」

お母さん「いつもと違うじゃない 具合でも悪いの? そういえば顔色が・・・」

 

お母さんは息子が宝です

めちゃくちゃ息子を知っています

日々観察しています

だからこういうことにも意識してしまうのです

 

息子「ん~ そういえばちょっとしんどいかなぁ」

お母さん「やっぱり」

息子「ちょっとムカムカするかも」

 

だんだん負のサイクルに入ってきました

お母さん「何か学校であったんじゃないの?」

息子「別に~」

お母さん「先生から何か言われたんじゃないの? お友達と喧嘩したの?」

 

これで負のどつぼに入ります

いろんな出来事の中から 息子はマイナス要素を探し出すのです

 

息子「そういえば タカちゃんと喧嘩してゴメンって言ってない・・・」

息子「僕だけ宿題をやってなかった・・・」

 

こんなこと 誰にだってあります

それなのに 問題創造者は続けるのです

 

お母さんの言っていることは事実です

ただ 何か悪いことがあったと決めつけすぎなのです

 

もしかしたら息子は ただ疲れていただけかもしれません

女の子のことを 考えながら帰ってきただけかもしれません

問題って このようにつくられることがあるのです

 

話しは代わりますが

「いじめ」って名詞がありますよね

 

これは1977年にとある新聞社が

論説の中で使ったのが始まりだと言われているそうです

 

それまでは

「〇〇さんからいじめられている」という言葉はあっても

「いじめ」

という名詞は存在していなかったそうです

 

今この名詞は何か ウィルスのような存在ですよね

目の前で起こっている現象を「いじめ」と言っただけで

問題ではなかったことが 問題になり

次の問題を 引き起こしてしまうのではないでしょうか

 

話しを元に戻します

 

「問題」はつくられることがある

「問題」と呼ばなくてよかったものに「問題」と 決めつけられて

その感覚が増幅し 周囲と共有され 「問題」化してしまう

 

どうして人は「問題」を積み上げるのでしょうか

どうせなら「宝物」を積み上げませんか

 

今回は『○○が問題児を育成している!』

というテーマでお話をしました

 

「問題児」とは「問題創造者」

のことかもしれませんね

日頃の問題との関わり方 ぜひ振り返ってみてください

最後までお付き合いいただき ありがとうございました