えーと早い話がですね。

蓄膿症とかいう厄介なヤツニなっちまいやがりましてね。

とにかく鼻自体が臭くてかなわんとです。


そしたらおふくろさんから電話がかかってきたとです。

全ては親父からの情報伝達網だったとです。


「きいたよー。あんた蓄膿?どんな?」

「くさい。」

「あー、もうお父さんにねー、きいたよー。」

「あー。」

「それでね、メール返しておいた。」

「なにお。」


「あの子は鼻がかめない子だからそれが原因だと思いますって。」



鼻が


かめない



「ってちょ!アホか!鼻ぐらいかめるわぁ!何歳になったと思うんだ!」

「えーだってあんたの鼻かみなんか音がおかしいんだもーん。」

「それは餓鬼の頃っしょ!今はちゃんと出来てるから!

 すごいよ?凄い勢いで鼻水だかなんだかでてくるよ?

 ティッシュなんて貫通する勢いなんだから!知らないでしょ?!」


思わず熱くなっちった、エヘ。

それにしても鼻くらいかめるって。

だってもうそろそろ23ですよ!?お母様。