THE☆タイの社長 タイフェスティバル東京2007総評 | 遠藤誠タイの社長

遠藤誠タイの社長

遠藤誠はタイ王国専門ジャーナリスト。雑誌、新聞、テレビ、ラジオ、ユーチューブ、ウェブサイトなどへの寄稿、講演などを通して、新たなタイの旅先の提案をしている。

タイフェスティバル東京2007が盛大に無事終わりました!


今年2007年はオープンの10時から大量のお客さんが入り始めた。 いつもは土曜日の午前中は結構準備をしたりする時間があったりで余裕があるのだけれど、今年はいきなり点火してゴーゴー燃え出した感じだった。イベントの様子はタイフェスティバルのサイト http://thaifestival.net/ で後日紹介されるので、そちらにお任せします。
全出店レストランを回ったけれど、店によってはまだまだ工夫が足りなくお客さんが来ていない店があるので、今後アドバイスをしていきたいと思いました。



■トムヤム君のタイレストランガイド本
この本は勿論利益も考えているけれど、タイ料理を広めるために制作しました。

http://www.tomyamkun.com/2007guidebook.html

タイレストランさんに半額で買取卸の話をしたときの反応は様々だった。

バーンキラオの福井社長は、「うーーん、わかった!100部買わせてもらいます。4万ね、オッケー」

サワディーの染谷社長は、「遠藤さんだから50部いこうか!」
ジャスミンタイの高木社長も「うん、いいよ~」
サムローの奥さんも2日目の閉店間際の忙しいときに行ったにも関わらず「いつもお世話になっているし良いですよ!」
バーンリムパーの社長のオーちゃんも「いいよ~」


つまり美味しい話のときだけ近寄ってくる方っていうのはアウト!完全アウト!

「何でワイワイタイランドの今月の表紙はバーンリムパーなの!うちのレストラン出して欲しいよ」 http://waiwaithailand.com/menu/backnumber/view.php?p=79


「何でうちは富士急タイランドに出られないの。選考基準をしっかり説明してください!納得できません!!」


は?????普段協力しないのに何をおっしゃいますか。 お互いに踏み台になれ合える関係でいたいです。お金も大事だけれど、それだけじゃないですよ。 「チラシの挟み込みしてくれますか」 今回も20社くらい話がきました。嫌だよ。そんな時ばかり。1部15円もらったって、1部30円もらったって、うちはやりたくないよ。 それよりも、お金はいらないから一緒に二日間汗を流してくれるほうが良いよ。俺はそういうことがしたい。 アライドコーポレーションの氏家勇祐社長。いつでもイベント時に商品を提供してくれる。 http://thaiokoku.com/taidan/03/ いつでもだいたい返事はオーケー。 イーサン食堂の健さん。「健さん、タイフェスでクーポンやるんだけれどどうですか」 「あ、良いよ」 まだクーポンの値段も聞かないうちにOKをしてくれる。思わず笑ってしまった。 ソンクランさん、ソムオーさんも気軽にオッケー。 これはつまり、ワイワイタイランドや遠藤誠は、相手に損をするような話はしないということが分かっているから。 遠藤誠は、イーサン食堂、バーンキラオ、サワディーを自分のお店のつもりで利益を出したいと思って真剣に考えてやっているから。 店側は、損するような話は最初からもってこないと信じてくれているから。


こういう関係が出来ていない場合は、いろいろ問題が起きる。2003年に、タイフェスティバルのようなものを海の家で2ヶ月間毎日やるということを企画した。 このときはタイマッサージ協会の渡邊理事長と一緒にやった。 企画を考えて鎌倉の現地にも数回行って、説明会もして、出店者を全部集め、皆さんから合計1080万円振り込んでもらった。企画から入金までこの期間全部で1ヶ月。今思えば自分でもよくできたなと思うくらいのスピードだった。起きた問題というのは売上げのことだ。最大の原因はこの年が冷夏だったことだ。60日間で快晴だったのが10日間あったのかどうかという感じだった。出店者の皆さんは空に文句を言うわけにもいかず、企画者・主催者に文句を言い出す。「出店料108万円も払って、食材、人件費もかかってどうしてくれるの?」言い出す店が出てきた。バーンキラオは数百万円の赤字になったはず。それでもバーンキラオの福井社長は「天気だからどうしょもないよ。次また声かけてよ」 「え?」信じられないことを言った。でも福井社長の言葉、それは嘘じゃなかった。富士急タイランド http://www.fujikyuthailand.com/ の話をしたときにも「遠藤さんの話だからやるよ」 って。本当に参加してくれた。こういう人じゃないと現在の我々のまわりのタイ社会の現状では一緒にできない。 「今までに誰もやったことがない事」 「そんなことやれたらいいなぁ、と思っている人は多いけれど実際には誰もやらない事」 そういう事を我々はやっているから、トラブルが起きたときに納得できない人とは絶対出来ない。


そんな冷夏でも、2003年のリトルタイランド8月の最後の1週間だけは大盛況だった。100円ショップで買ったプラスチックの小さな100円イス数百個がすぐに足りなくなった。波打ち際まで人で埋め尽くされた。タイフェスティバルの正午の満員電車状態が見事に海の家で再現された。既存の海の家は夕方には閉まる。雨が降ったら閉める。風が強ければ閉める。我々が企画したリトルタイランドはその常識を打ち破り、夕方から盛り上がり雨でも台風でもお構いなしにタイファンが集まってしまった。本当に前代未聞の出来事。前代未聞の光景だった。 (※現在の鎌倉のリトルタイランドはワイワイタイランドがプロデュースしていないので、2003年の初登場第一回目と2004年の第二回目・新宿ロフトでやったときのものとかなり違っている)


ワイワイタイランドが電話したり訪問したりして、冷たい対応する方には本当にがっかりしてしまう。「取材だけは無料でして」とか「タイフェスティバルに出るのはどうしたらいいか教えて」とか言ってくる人にはがっかりだよ。ワイワイタイランドがまだまだ知名度も力も足りないことは分かっている。でも、でもだよ!ワイワイタイランドの将来の可能性に賭けて信じて協力して欲しいよ。俺たちが力を合わせてやらなかったら何も変わらないじゃん。 「韓流の次はタイ流が来るかなぁ」なんて思っているばかりじゃ来ないよ。時代やブームは待っていたって来やしないよ。自分達で作るものだよ。こういうワイワイタイランドの志「ワイワイ魂」が分かってくれる人には 、ワイワイタイランドは思いっきりできるだけの協力をします。日本国民全員をタイファンにしたい!タイ王国をナンバーワンにしていきましょうよ!



■富士急タイランド http://www.fujikyuthailand.com/
タイフェス初日の午前中に富士急行株式会社の堀内社長から「今年も富士急タイランドをお願いしようと思っていますので」という嬉しい言葉を頂いた。正直言うと、もう今年2007年は話が来ないと思っていた。だってタイのイベントは一回やればだいたいやり方はわかるから。富士急タイランドもワイワイタイランドがやらなくても、富士急さんで去年と同じ出店者と出演者に声をかければだいたい同じことはできるだろうから。ただ企画が違ってくる。うちのアイディアは常識を超えているから。普通の方が考えるアイディアとは違う。一回やったからそれと同じことを続ければ良いというのは大間違い。それと難しいのは出店者・出演者のケア。ツーカーの関係になっていないと大変だ。


2006年、富士急さんから「急で申し訳ないのですが、富士急ハイランドのメイン行事となるイベントの立ち上げに協力していただけませんか」と目黒のインドネシア料理店「せでるはな」で言われた。凄い急なスケジュールだった。スタッフと家族は大反対。リトルタイランドのときの大打撃を又くらったらヤバイので関係者は消極的。それでもワイワイタイランドはやった。出店者を集め、ムエタイのイベントにはウィラサックレックジムに破格の出演料で協力してやっていただいた。富士急さんには僕から「こういうイベントは最初が難しい。でも一度やれば来年はワイワイタイランドなしでもできますよ」と話をした。富士急さんは「いや、ずっと一緒にやっていただきたいと思っています」と言ってくれた。


実のところ、「大人はずるい」と思っているので半信半疑だった。それでも!堀内社長は忘れてなかった。年賀状も送ってくれてワイワイタイランドのことを忘れてなかった。今年、堀内社長から直接言われたのは嬉しかった。 もし経費等の折り合いがつき本決まりになれば全力でやらせていただきます。もし富士急タイランドをワイワイタイランドがやらなくても、堀内社長のその一言で、富士急タイランド 応援しますよ!その他今年も全国でいろんなイベントや企画をやっていきます。



■日本国民全員をタイファンに! 2007年の活動
昨日でタイフェスティバル東京が終わった。今日からは月末のタイフェスティバル名古屋の準備と9月に出す新刊の準備。忙しいねまったく。でも楽しい。楽しくて寝ている時間がもったいないくらい。タイ料理食べて、タイマッサージ受けて、写真撮ったり感想文書いたり、タイに行って買い物してそのなかで良いものを販売したり。時にはタイ料理を御馳走になりつつ店内の内装や料金設定の意見を言ったり、マッサージを受けてマッサージの技術の評価をしたり、それでお金を時々もらったり。これが仕事になってもう20年も経ってしまった。面白いね。


これからもタイファンの皆さんが「オッ!」と楽しんでもらえることを、真剣に同じ方向で一緒にやれる人とだけやっていきます。
http://www.waiwaithailand.jp/recruit.html


どうぞ楽しみにしていてください。






Keep on Feeling!

えんどうまこと





-----えんどうまこと のミッション-----
■剣道で人々の心と身体を鍛えます
■音楽で人々の毎日を明るく楽しくします
■東洋医学で人々の健康と美容をケアします
■タイ王国の文化を日本国民に伝えタイ王国を繁栄させます