井上 (いや…でも…こいつなら本当にやりかねない…と、いうか…本人はいたってマジだ)
高杉 「♪」
井上 (そもそもこいつは80人で挙兵したのに成功している…いつだって白日夢を現実に変えてきた)
井上 「…行ってこい」
井上 「そのかわり蒼莉は預かっとく」
高杉 「おう」
伊藤 「で…どうやって渡航するんです?」
高杉 「よろしく!」
伊藤 「…分かりましたよ…」
で、伊藤と高杉は長崎に移動。
伊藤はそこで亀山社中に向かった。
中岡 「お、どうしたー?長崎まで何しに?」
伊藤 「頼みがあってさ」
かくかくしかじか
中岡 「マジ?」
伊藤 「じゃなけりゃここまで来んよ」
中岡 「正直難しいと思うよ~…特に今は監視の目も厳しいし…君や高杉は幕府から目をつけられている長州人っていうネックがあるし…」
伊藤 「じゃけーここに持ち込んだんじゃん」
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亀山社中はこの話をグラバーのとこに持ち込んだ。
グラバーからすれば、日本人の一人や二人を密航させるくらいわけないが
長州人となると話は別だ。
グラバーは断るつもりでいたのだが
高杉が長州の重要人物だと知ると
商人欲が出たのか、彼らを家に呼んだのである。
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