親指さがし | ×××えんちの事情×××

×××えんちの事情×××

×××言いがかりも×××言い訳も×××すべてそこには
×××事情があるから×××



みなさん、山田悠介という作家をご存知ですか?


1981年6月8日生まれ。

19歳の頃から小説に興味をもち、20歳のときに

リアル鬼ごっこという都市型ホラー小説でデビュー。

各メディアなどで話題になったあの山田さんである。

ちなみに・・・

マジックで有名なのは、前田さんですっ!あ・・・関係ないっすかっ?!


本屋でこのリアル鬼ごっこを見かけてから、




山田 悠介
リアル鬼ごっこ


私の中で、いつか読んでみたい作家の1人となった。

そして・・・

ある日、ブラッと出かけた本を売~るなぁ~ら~♪ブックオフで

100円になった山田悠介の文庫を1冊、手に入れたのだ。

それが・・・




山田 悠介
親指さがし


親指さがし だった。

この1冊はのちに・・・

我が家に山田旋風を巻き起こす事になろうとは、

その時には知る由もなく・・・

とりわけ・・・次女にしてみれば、

ある種の革命であったと言っても、過言ではなく・・・

この1冊を制覇(読破)した自信とか、充実感は

今までの読書嫌いを克服することになった。




山田さんのサイトに飛んでみた。ちなみに、ここです→山田ワールド

Q&Aの中で山田さんの回答に、ちょっと笑えたので紹介しよう。

●現在、執筆において心がけている点は?

  とにかく楽しんでもらえるように。あり得ない話だけに楽しいのかもしれません・・・

  小中学生も読んでくれてるので、わかりやすいように。ここがネックか?!

  映像が浮かんできやすいように。浮かび過ぎると恐怖ですが・・・^^;

●登場人物にモデルはいますか?

  いるときもあります。

  たとえば 『8.1』 には、いつもお世話になってる お世話になった方を登場?

  文芸社のSさんをモデルにした人物を登場させて、ふむふむ・・・ヨイショ?

  殺しちゃった(笑)。Σ( ̄□ ̄;;;)!!殺すんかぁーぃ!!

リアル鬼ごっこで全国の佐藤さんを殺せ・・・という内容を書いていますが
  「佐藤さん」はどう思いますか?


  友人に3人いるが、「やめろよ!」と怒っています。 ま、当然だろうな!




義理や人情など皆無の世界で生きる、今どきの若者のようで笑えた。




さて・・・

その 親指さがし を紹介しよう。




「親指さがしって知ってる?」

由美が聞きつけてきた噂話をもとに、武たち5人の小学生が

遊び半分で始めた、死のゲーム。

しかし・・・終了後、そこに由美の姿はなかった。

あれから7年。

過去を清算するため、そして、事件の真相を求めて、

4人は再び「親指さがし」を行うが・・・。

女性のバラバラ殺人事件に端を発した呪いと恐怖のノンストップ・ホラー。

                    ~「BOOK」データベースより~





ふと昔を思い出した・・・。

校舎は西日で紅く染まり、教室はすっかり薄暗くおどろおどろしく静か。

時間も我も忘れ、夢中になっていたのはコックリさん・・・

私の右の肩に尋常でない感覚があった。

そして、次第に腕が痺れた。

あの時に感じた不気味な重さを今更ながら思い出してしまった。

そして、自分の背後に怯えた。




幽体離脱だとか、超能力だとか・・・現実にありそうでないようなモノや

呪いだとか怨念だとか霊だとか・・・見えそうで見えない陰湿な空気が

じわじわと押し寄せてきて、後半は読むにつれ、正直、怖くなった。

私の頭の中で、鎌を持った女が追いかけてくる。

どこまでも、どこまでも・・・。

想像しすぎて恐怖は更に増す。

その頃・・・

急に空が荒れだして雨が降り出し、雷が鳴りだした。

私は見えないものにとても恐怖を感じるので 誰でもそうかな・・・

本を読んでいる私のすぐ後ろが気になりだした。

木造建築の柱が軋む音に固唾を呑んだ。

時計の針は午前2:10をまわっていた。

これ以上、読めない。

昨夜、本を閉じ布団にもぐって眠った。




近頃、怖いもんなしのえんちを、ここまで怯えさせるとは・・・









親指さがしっ!
天晴れっ!である・・・










これは映画化されていて、次女がどうしても観たいとねだっていたし

私にしても原作の恐怖がどう表現されているのか気になったので

怖いもの見たさでDVDを借りてきた。

久しぶりのホームシアター。

大音響で恐怖を味わうつもりだ。((((((((((:;;゚:;:Д:;゚;;:))))))))))ガクガク

そして、鑑賞後はレビューをアップする予定。

お楽しみに・・・♪(* ̄ー ̄)v







怪奇現象から人間への恐怖を描いたホラー小説を中心に

今後も取り組みたい・・・
と語る、いま最も注目される作家、山田悠介に

次女はどっぷりと、はまってしまったようだ。

この2週間ほどで、これだけ一気に読んでしまうとは・・・。

以下・・・次女が読んだラインナップ。



山田 悠介
あそこの席



山田 悠介
スイッチを押すとき



山田 悠介
ライヴ



山田 悠介
×ゲーム



山田 悠介
@ベイビーメール




山田 悠介
レンタル・チルドレン


読書は数学の応用問題を解く上で役に立つという。

だから、これで読書嫌いが克服できたのなら、ありがたいこと・・・。

しかし・・・親として欲を言うならば

これからはもっと心温まる系も読んで欲しい。

そう思う今日この頃。

次女は言う。









山田悠介だから
読むのであって
他のは全く興味なしっ!










          ・・・_| ̄|○ ガクッ…










   

    ←ここ、壊れてる・・・





思うに・・・


子どもの持つ好奇心はスリルを超え、危険だ。

危険だと分かっていても、禁止されればかえってやりたい。

そこらへんが子供の心を・・・次女の心を掴んだのかもしれない。


そして、それは・・・


主婦の好奇心にもちょっと似てるかも・・・

そう思った。

主婦の好奇心ほど危険なものはない?!