裁判官・梶間は一家惨殺事件で起訴された武内に無罪を言い渡す。
それから数年後―――――。
大学教授となった梶間の前に姿を現した武内が、隣家に引っ越して来る。
これは本当に偶然なのか?
心の何かがうろたえるのを感じる梶間。
このあたり・・・まだ始まったばかりだというのに、
私の背筋には、ゾゾッ・・・とするような嫌な汗がにじむ。
愛嬌のある笑顔と気の利いた贈り物、老人介護の手伝い等、
溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴む武内。
その行動は、どう考えても異常である。早く気づけよっ!
隣人の笑顔を信じてもいいのか?
そして、梶間家で起こる不可解な事件の数々・・・。
いったい武内とは何者なのか?
何気ない日常の歯車は狂っていく・・・。
家庭の崩壊―――――。
私は殺人鬼を解き放ってしまったのか?
梶間の妻・尋恵や、息子の嫁・雪見の心理描写には
思わず感情移入してしまう。
嫁姑の間にある見えない壁みたいなものも
普段のほほ~んとしている私にだって、
充分に理解できる範囲である。だから面白さが倍増するのかも・・・
多分・・・驚愕のラストまで、一気に読んでしまうだろう。
どんどんありえない恐怖へと話は展開していくから・・・。えんち好みかも・・・
判決で始まり、判決で終わる 火の粉・・・。
日々、退屈で刺激がない方にお勧めいたします。
あなたは隣人が怖くなるかもしれません。

- 雫井 脩介
- 火の粉
隣人の親切の裏側を探らなければならないなんて・・・
世知辛い世の中だと思いませんか?
お帰りの際、左から順番に 火 の 粉 を軽く押してやって下さい。
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リアルゴールドの炭酸が抜けて甘くなった感じ
_(´Д`)うえぇ~ まじぃ~っ
話のネタに・・・
買ってみただけですが
・・・それが何か?!