小児科学会シンポジウム「日本におけるHPVワクチンの現状と課題」 | ぴるぶろ 

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先週末、ロイトン札幌で小児科学会が開催されました。
あれからもう1週間が経ったのかと思うと、恐ろしく時が経つのが早過ぎて
なにかわからないけど焦ってしまいます汗
ありがたいことに、開催日数日前にSNSの情報から
タイトルのシンポジウムがあると知り、参加してきました。
SNSの情報ってなんてありがたいんだろうレインボー音符

シンポジウムでの状況は、
コチラの村中璃子さん(医師、医療ジャーナリスト)、
もう1つ、興味のある方はコチラもご参照ください。

小児科学会なので、参加者の殆どは小児科医。
中には小児科に勤務されている看護職の方もいるでしょうが、少数でしょう。

このシンポジウム、ギリギリに会場に到着したら
なんと立ち見でした!!会場から人が溢れていることにまずビックリめ
そして、最初と最後に座長の先生がフロアーに
HPVワクチンの接種再開に向けて
支持する、支持しない、わからない、なのかを挙手を求めたのですが
9割が支持する
という形で終わったんですね(最初の挙手も9割ほど「支持する」に手が挙がった)。
その場にいた9割もの先生たちが、HPVワクチンの接種再開に対して
支持してくれているのだ!!!!
(もちろん、HPVワクチンに関心があるからこそ、
このシンポジウムに参加されているので、偏りは否めないけれど)
私は後ろ側にいたので、「支持する」に挙がった手をみて感激してしまいましたありがちなキラキラ

HPVワクチンは11~14歳の女児ニコニコ。
小児科で接種する子も多いです。
今言われている副反応の対応の最初は小児科医のことがほとんどでしょう。
ましてや、HPVワクチンって感染症の罹患が減ることによって、
小児科の入院が減るとか、そういうものではありません。
もう少し大人になってからの恩恵ですからね。
それを考えると、なんとなく勝手に小児科の先生たちは
こんなに支持してくれていると考えていなかったので、嬉しかったですね。
もちろん、直接HANSの横田先生の話を聞けたこと、
ほかの分野の意見を合わせて聞けたことも貴重でした↑

先日の、嗚呼、コンジローマ というエントリーにも書きましたが、
4月18日に小児科学会を含15の学術団体と2つの非学術団体が、
HPVワクチン接種推進に向けた関連学術団体の見解として、
専門的な見地から、HPVワクチンの積極的な推奨する
と結論づけています電球

今後も日本でのHPVワクチンの接種勧奨がどうなっていうか
注目していきます。