1、はじめに
食費は人数が増えても一人頭の金額は安くなるけど、安くならないのが教育費。
いくらかかるのかしっかり把握して、漠然とした不安を解消しましょう~。
公立 私立
幼稚園(2年) 46万 108万
小学校(6年) 182万 879万
中学校(3年) 138万 384万
高校(3年) 118万 277万
大学(4年) 510万 688万(文)
803万(理)
計 993万 2336万(文)
2451万(理)
*習い事、部活動費などを含む、塾代は含まれない。
(参照:文部科学省「子どもの学習費」統計表一覧 平成22年度)
↑この統計、項目が細かく設定されていて眺めるだけでも面白いです。
2、教育資金の準備
だいたいいくらかか分かりましたか?
その教育資金はどのように準備すればいいのでしょうか?
①貯める
・子どもにかかる教育費総額÷大学卒業までの年数=年間貯める必要のある金額
(例)1500万÷20(今2歳と仮定)=75万/年
・出産前、小学校(公立)の間が貯め時です。
②保険
・チェックポイントは、医療保障付きか、育英資金はつくのか、有配当か無配当か、
返戻率は?(受取総額÷払込保険料総額×100=返戻率%・・100%以下は元本割れ)
・+αの保証を付けるほど払込保険料は高くなります。
・インフレに弱いというリスクがあります。
③もらう
・110万/年まで、贈与税は無税
・直系尊属からの教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税非課税制度
(祖父母などから孫への教育資金を一括で1,500万円まで非課税で贈与できる
ただし、教育資金と認められる費用には細かい制約があり、
30歳までに使い残してしまうと贈与税の課税対象となる、などの注意点もある)
・給付型奨学金
④増やす
⑤借りる
・奨学金・教育ローンの利用
3、奨学金と教育ローン
(1)奨学金
①貸与型
・日本学生支援機構
(第一種:無利子、成績や世帯年収752万以下などの条件がある
第二種:有利子、世帯年収1,080万以下、年利率1.09%固定)
*初回受け取りは4月分~7月分を7月に振込
(参考:独立行政法人日本学生支援機構HPより)
②給付型
・大学独自の奨学金制度(私立大学の80%が導入)
(2)教育ローン
①国の教育ローン
・日本政策金融公庫
(子ども1人/300万、年2.55%、返済期間は15年、世帯年収990万以下)
*事前に申請手続き終了の場合、合格通知確認後2~3日で振込
(参考:日本政策金融公庫HPより)
②民間金融機関の教育ローン
・奨学金は受け取りが入学後なので、合格が決まった段階で準備に親が教育ローンを借り、
7月に子どもが奨学金をもらうとスムーズだそうです。
・学生支援機構の無利子の奨学金は現在滞納者が73万人、今後に影響しそうですね。
4、さいごに
いかがでしたか?思ったよりかかるなあ・・というところでしょうか・・。
貯めるのもいいですが、奨学金や教育ローンなどを賢く活用するのも良さそうですね。
日々の生活を楽しみつつ、また老後の資金も確保しつつ、
できる範囲で子どもの進路を応援していきたいですね。
家族年表を一度書いてみると、いつ頃何があって(子どもの入学卒業)、いくらかかるのか、
そのときに自分が何歳なのか・・客観的に把握できておすすめですよ~。
(フリーソフトやアプリがありますので自分の使い勝手の良いのを探してみてください)
せっかくですので、自分がこれからやってみたいことも書き出してみましょ。
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