今日も一日お疲れ様でした。


さて、今夜も客車列車の話でも・・・


私が高校生だった頃に、廃止になってしまった恐ろしく無茶な


長距離列車が存在していました。


その名も、急行、桜島高千穂号 全車自由席で、急行券と乗車券で乗れる。



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そうです。この手の客車が10両位だったかな・・・


機関車に牽かれて、東京駅を10:00に出発し、西鹿児島を目指すのです。


途中九州に入ってから、日豊本線(宮崎側)と鹿児島本線(熊本側)を走る


チームに分かれて、鹿児島を目指します。


西鹿児島に到着するのが、25時間40分後 そう一日以上かかるのです。


それも、例の直角の椅子で・・・


かなり無茶でしたが、お金の無い庶民で、どうしても九州に行かねばならない


人が、命がけ(に近い)で、これに揺られて、移動したのです。


北方向へは、急行八甲田がありました。これには、寝台がありましたので


まあ、快適だったかもしれません。



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ブルーだけど、ブルートレインではなく、急行用の寝台車両


このB寝台 3段式で、一番上のベッドと屋根の距離が近い事


私は何度か、一番上に寝た事がありますが、寝返りもうてないし、


身長180cmの私だと頭が壁に当たる。


熟睡したのは、数時間だったと思います。


客車列車に共通する特徴は、走りだす時の音


連結器に隙間があって、ブレーキをかけると、機関車側に客車は


近寄った状態で止まります。


機関車が動き出すと、連結器の隙間が無くなって、ガクンと振動が来てから


動き出します。両手の指で輪を作って、左手が機関車で、右手が客車だとすると


機関車が停止する時は、左手を止めて、右手が止まらず、輪っかが、左手の


内側に当たります。そして、機関車が動き出すと、客車である、右手は動かず


機関車の左手だけが動こうとすると、輪と輪の間の隙間がなくなり、


動き出すのですが、その時のガタン!と言う音が、機関車側から、順番に


聴こえてくるのです。10両つながっていれば、10回なります。前から順に


これが、寝台で寝ていると、機関車の発車の合図の汽笛が鳴ってから、


ガチャガチャガチャ・・・・・・・・と来てから、動き出すのが面白くて


貨物列車の出発の時もそうですが、同じ音がします。


手の形の様な連結器だとこうなる訳で、その後、電車などでは


形状が異なり、こうしたガタがないタイプになって、


同時に動ける様になったわけです。


急行桜島高千穂で、検索してみてください。


当時の写真が沢山出てきます。


続く・・・