大分へ出張へ行く前日の夜。
福岡は吹雪き舞う「大嵐」の夜でした。
舞台を見に、着込んでGO。
夜18:30にスタートした
夙夜夢寐 syukuya mubi
ーとまらない気持ちー
3人の初コラボレーション。
バレエ~コンテンポラリー~舞~朗読。
バレエダンサーは箕浦慧(けい)さん。
ベルリンから日本へ到着。当日のリハーサル中の写真。
モスクワシティバレエ団で500公演を超える
世界ツアーを経て、2012年よりベルリンに拠点を移し、
舞台芸術家として活動中。
日舞~舞は、高橋創(そう)さん。東京から福岡へ。
全国舞踊コンクール1位。文部大臣奨励賞、東京都知事賞、
ハンガリー、イタリア、スイス、ドイツで国賓として公演。
国内では歌舞伎座、国立劇場、NHK、新宿コマ劇場など多数出演。
朗読~牧島富美さん 福岡。
イベント披露宴司会、CMナレーション、ラジオパーソナリティなど。
「大人のための朗読会」を全国展開中。
ふみりんは、美塾の生徒様でもあります。
バレエ!
コンテンポラリー!
舞!
朗読!
の初コラボって聞いただけで、ワクワクしちゃう。
私の好きな世界!
ふみりんは、この世界にワクワクする人に
ちゃんと声をかけていたのでした。
福岡市内、唐人町にある小さな小さな劇場。
外は真っ暗な上に、大嵐。
到着したら、手がカジカンで、頭の芯が痛い。
ジャンプしたら天井につきそうなほど狭い空間。
男性舞踊手の二人は、
当日の演目で初顔合わせというシチュエーション。
だから、楽屋も上手、下手に分かれて
会わないようにしていた。
ふみりんのアナウンスメント、朗読がスタートし、
ベルリンから帰国した慧さんとトーク。
慧さんのコンテンポラリーダンス。
バレエ好きならお馴染みのコンテンポラリー。
Wフォーサイスの
『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』
この建築的なバレエを踊るには、舞台が狭すぎってほど。
ソロで踊っている慧さん。
さすが、生粋のバレエテクニックを叩き込んだ
肉体はかっこいい!
創さんの舞。なんと音楽はボレロ!
ボレロの旋律にのって即興舞。
そして「鷺娘」
はもう見事でした。
二人の男性舞踊手がはじめて舞台上で出会う、
インプロビゼーション。
舞台が近いから、
二人の息づかい、相手を感じながら
次へ次へと繰り出す動き。
ドキドキしました。
思い出したのはこちら。
西洋のバレエダンサー ミハイル・バリシニコフと
東洋の天才 坂東玉三郎のコラボ講演。
1998年の出来事。もう20年近くも前なのね。
秘めた思いを凝縮し、ミニマムな動きだけで表現する
日舞の深さ。内へ、内へ。。
西洋バレエの外へ、外へ。とのコントラストが
ほんっとに不思議なほど、重なりあうんです。
私は、この舞台を見てから、
日舞に興味を持つようになりました。
坂東玉三郎が動くたびに、空気がふわわ~んと動くのが
伝ってきて、天才ってこういう人のことなんだなと、
本当に感動したの。 まるで妖精のように浮遊していました。
バリシニコフは、バレエだから、
動きの方向性が私でもわかるので、
理解しやすかったのです。
バレエのように、大きく広く高く広がる踊りは派手だから
印象に残るはずなのに、
日舞からイメージの壮大さが伝わってきたのを
覚えています。
そしてね。。色っぽい。
日舞は男性が女性を演じています。
男性なのに・・色っぽい。
慧さんと創さんの動きにドキドキ。
人と人って、相手を感じあっている時に、
こんなにエネルギーを使うんだと思いました。
舞台は撮影NGのため私の手元に記録がありません。
その場に居合わせた人だけが受け取った
3人のチャレンジ。
ふみりんは、普段とは違う、
牧島富美として朗読。
最後の演目「100万回生きたねこ」
3人が織り成すーとまらない気持ちー
ほんっとにブラボーでしたよー。
小さな劇場でのスタートの日に居合わせることが出来て
とても幸せでした。
最後の舞台写真はこちら。
左:慧さん 右:創さん。
ダンサーのお二人は舞台用の薄い衣装。
私はグルグル巻きに着込みまくってました。
創さんが、舞台の前にFacebookにアップしていた
御案内がこちら。
↓↓↓
【電撃お知らせ】
1/19(火)
目撃しにいらしてください。
とまらない気持ちを形にしました
決めたのは3日前
ベルリンで颯爽と踊る
バレエダンサーであり
振付家であり
表現者の箕浦慧さん
ただ、その心に直感で刺激を感じた
逢って話すなら
踊ろう!!!
ただそれだけで
会場を決め
構成し
発表しました。
古典作品【鷺娘】あり
朗読で踊る二人
箕浦慧さんの世界観
高橋創の世界観
牧島さんの世界観
様々に入り交じりながら
とまらない気持ちを
一夜
楽しみます
子どものように
無垢に楽しむ
それだけです。
なかなか日本では
起こしにくいアクションを
高橋創は率先して起こします
ただ1本を信じているから
踊りたいか
踊りたくないか
目撃したい方は、参加ボタンを
あとは、ふらりと当日遊びにいらしてください。
高橋創
↑↑↑
そして、舞台の翌日にアップされた投稿がこちら。
↓↓↓
魅せてはいけない
魅せようとしてはならぬ
見なさい
我を
自我を
と先人に言われました
舞台は
人の目とエネルギーとの中で
自我と対話する
貴重な場なんだなと
高橋 創
↑↑↑
うわ~素晴らしい教えですね。
そうなんですよね。
向き合うべきは「自分」!
年齢が若いのに、すでにこの境地に辿りついている。
凄い~。。
舞台って、裸になる場所ですね。
自分の全てが醸し出されます。
ダンサーや表現者に嘘はつけません。
ごまかしたって何も起こらない。
これまで積み重ねてきた本気の自分で体当たり!!
そんな生活を送っているダンサーって、
飾っていないのに、
キラキラとしたオーラが放たれています。
その人がそこにいるだけで、
その場の空気がキレイになる。
美しさへ向かって、日々生きている人と接するのは
私にとっての、エネルギーチャージなのだな~。
最後にメイクのことを書くと・・
私がお伝えしたい「ナチュラルメイク」って同じなの。
飾りたてず、裸の自分を最大限表現するのです!
私も、あなたも。
自分が主役の舞台を毎日過ごしているんだから。
創さんが書いているように、
毎日、社会に取り囲まれて暮らしている中で
自分と対話する。
「メイク」はまさにその「自分との対話」の時間。
鏡を見て、自分を観る!
そして、自分を創造する。
その繰り返しを、行っている人は
ダンサーが、飾らなくても美しいのと同じように、
美しい存在へと昇華していきます。
厳しい肉体のレッスンなどなく、
鏡の中で楽しみながら、キレイになれるって
ほんっと、女性ってラッキーだわ。
ふみりん、誘ってくださってありがとうございました。
嵐の中、辿りついてよかった。。
スケジュールを更新しました!
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