駐日タイ王国大使 ウィーラサック・フートラクン様よりメッセージをいただきました | 共鳴磁場

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タイ王国大使館そしてタイ国民を代表し、今年の3月11日に起きた東日本大震災に被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。この未曽有の大震災を受け、大切な人や家屋等を失われ、不便な生活を余儀なくされている友人の姿を見て心が痛みます。


この事態を受け、プミポン国王陛下をはじめ、シリキット王妃陛下、タイの王族は天皇陛下に対しお見舞いの書簡を送り、被災者に義援金及び支援物資をお届けになりました。また、タイ政府やタイ国民は、様々な活動を通して義援金や物資を集めました。集められた16億円以上の義援金は、日本赤十字社や関係機関に届けられました。


震災直後、水道管の破損によって通常の配水ができないこと、ペットボトルのフタを製造する工場の被災、水道水の放射能汚染等、被災者の皆さんが水不足問題という2次被害を受けたと聞き、タイはすぐに被災者に約40万本の飲料水を届けました。今思えば、タイから送られた支援物資の中で一番多いのは「水」でした。暑い国であるタイだからこそ「水」が生活に必要不可欠で、どんなに重要であるかがよく理解できます。タイでは昔から水を大切にし、水にまつわる行事があります。日本においては川に供え物を流し、祖霊が川の流れにより子孫のもとを訪れてくる灯篭流しという行事があります。タイにおいても、それと類似した「ローイ・クラトン(灯篭流し)」というお祭りが毎年行われます。このお祭りは、飲み水や用水を与えてくれる川の女神に感謝を捧げるとともに、汚れた水を流した罪を謝罪する気持ちをこめて行われます。さらに、最近では悲しいことは川に流せるとも信じられています。


この度、被災者にお届けした「水」は友人である日本人に送るタイ国民の真心、思いやりであり、それはまるで途切れることなく流れ続ける川のようです。現在、被災地での水不足問題が落ち着いてきたと聞き安心しましたが、両国の思いは川の流れのように永遠に流れ続けます。今回の震災を受け、タイでは義援金や支援物資を早期に多く集めることができました。その要因は、タイと日本は120年以上も前から正式に外交関係を樹立し、貿易関係について言えばさらに長く600年前からありました。その上、2004年に起きたスマトラ沖地震によってタイが被災した際、日本政府や日本の友人に多くの支援を頂いたからです。タイ国民はその時支援して下さった日本の方々に少しでも恩返しができればと思い、このような行動に出たのです。


最後に、タイ政府並びにタイ国民は今回お届けした「水」が、不便な生活と直面し、日々奮闘している被災者の皆さまを多少なりとも励ます一助になればと願います。また、日本が早期復興を果たし、他国が賛同し模範となることを期待しています。どうか以前のようなすばらしい日本に一日も早く復興できるよう、皆様のご健勝を心からお祈り致します。私とタイ国民は、日本人なら必ず成し遂げると信じています。


ウィーラサック・フートラクン
駐日タイ王国大使
2010年7月22日


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