医者話を続けてきましたけれど、病院に頼る前に皆さんはすべき事がたくさんあります。


医療費は税収を超えて、なにやら40兆円近くも年間費やしている状況です。横這いにもならず、毎年増え続けていますね。皆さんの税金は全額そのまま医療費に消えているような状況。健康保険料も毎年ジワジワと上がり続けています。介護保険とか、なにやら、社会保障費がジワジワと。+消費税。
*Yahoo!ニュース:国民医療費、24年度は39・2兆円 過去最高更新、6年連続
 (ニュースのグラフは2011年度まで)

成人病→生活習慣病 という名称の改めは、病の責任は生活習慣にあることを印象づけるためと思われます。要するに、その人の生活習慣が原因だよと厚生労働省は言うのであります。

なんとなくですけど、責任の所在が患者側に移っていくことになっていくのだろうなあと思える病名変更です。医療費のかなりを占める癌医療はどのような方向になっていくのでしょう。混合診療の解禁で、数年後には自然療法の導入が進むのでしょうか。。。 減る収入をどこに使うのかがますます大切になっていきます。

方向性は、正しい自己管理をしないと自己負担金が増すだろうということです。消費税みたいにジワジワ自己負担金を上げて、高血圧、糖尿病などの生活習慣病は5割負担になってもおかしくはありません。あとは、いつ、その札を切るかです。そろそろくるのでは? と思っていますけど、、どうでしょう、、きっと医師会が反対しますけどね。自己負担金が上がると受診率が下がるから不健康になるという理由ですが、同時に病院経営悪化を招くことにも繋がります。受診率を上げても国民は健康になってはいないという実績を何年も積み重ねていますから、そろそろ言い逃れは医師会もできなくなるでしょう。まあ、混合診療の導入時期とどうからまってくるか。。。

あとは、健康を害する事があると明記したタバコを自己責任で吸うのであれば、1箱に+500円で健康保険料金を上乗せして売ってもらいたい。個人の嗜好によって健康を害されて国民の税金で対応するという状況を平等と言うには無理があるし。禁煙外来も同じですね。逆に、健康になる努力にお金をかけて高い健康状態を維持して医療費削減に貢献している人には運転免許証のように、ゴールド保険証を作ってもらいたい。病気すると並みに戻り保険料が上がる とか 3等級下がる みたいな。加えて健康指導を義務づける。もちろん教科書的ではない本物の指導です。

さて、

この医療費を減らそうとしたら、その方法はいとも簡単だ ということは既にお分かりですよね? 国民の1人1人が真剣に自分の健康を管理することです。免疫下げて風邪引いている場合じゃないです。自己治癒力を下げて発病している場合ではないです。医学がいくら進歩しても病気は数も種類も増え続ける一方なのは既に結果として出ております。癌年齢も下がりに下がって平気で30代40代に発癌してきております。

脳卒中も、心筋梗塞も。15-20年前の日常診療で40代の脳梗塞に普通に出会いましたからね。現場を見れば現状は明らかで、三大疾病の発病年齢が下がっています。また、難病は種類も数も増え続けています。役所も難病手帳の発行を渋るようになってきています。例えば、癌になったNHKの女性アナウンサーは何歳でしたか? フジの大塚キャスターは? 逸見さんは? 歌手の桑田さんは? 忌野さんは? 俳優の坂口さんは? 歌舞伎の中村さんは? 市川さんは? みんな80歳過ぎではないでしょう? 若いですよね? 皆さんの身近な人々をみましょうね。けっこう、若い発癌の人は多いでしょ? 

これらは平均寿命が延びたからだけではありませんで、現代のマイナス不健康社会で普通に生活するとも大きいですね。それですと、無病息災で還暦を迎えようなとどは夢物語になっていきまして、この先の20年先の平均寿命は若くして死ぬ人々が増え続けて一気に短縮されるであろうことは仕方のないことであります。ますます少子高齢化に拍車がかかるでしょう。国の存亡に関わる問題ですが、国は興味を示しません。今の医療で健診を増やしても病人の発掘に終始するのみで解決にはほど遠いですし、できるのは起こった病気を早めに見つけて対処する事。そもそも医学には病気を発生させない方法論が存在しない。要するに、医学には健康になる方法が無いわけですから、現状では無理なんです。。。

病気の相談に来る方々の年齢を見ても実感として若くなってきていると感じてますからね。高齢者さんの息子、娘、孫の病気相談も多いのですから。悠々自適な老後を目指しても、孫の介護に人生を費やすことになりかねません。だから自己満足だけではいけません。広めて、伝えて、後世の人々を健康にしていかなければならないのです。

ともかく、いま目にしている事実を淡々と見ましょう。
このままではいけませんよ!

病気の予防はご自身の自然治癒力を存分に発揮し続けることです。自然治癒力を発揮し続けていたら、病気の芽は摘み続けていますので、本来の生き物としては老衰で死ぬしかできないはずなのです。しかし、現代の生活ではかなりの努力をしないと発病して三大疾病で病死するのだという現実を認識しなければなりません。これも事実で結果は既に出ております。老衰で死亡できる確率は3%程度になっているようですし、、、(事故死、自殺を除く)

故に、

多くの方が普通に暮らしている現状を省みなければなりません。スーパーやコンビニで食材を買い、農薬や殺虫剤も気にせずスカスカ農作物を買い、ファストフードを活用し続け、添加物まみれのお手軽食品やインスタント食品も気にせず食べ、自販機で人工飲料を買い、ケミカルナプキンやオムツを使い、電子レンジやIHを使いながら電磁波発生機をポケットに入れたり枕元に置いたり、掃除の気分で化学物質を家中に蒔き、化学物質付きの衣類を身につけ、ストレスにまみれ続け幸福感を失い、排気ガスを吸うなどなどなどなど。。。。の、、、現代の生活を普通に営んでいると病死するという構図になってしまっているという現実を認識しましょう。多くの皆さんが望んでいる「老衰で逝く」には、努力に努力を重ねて、質の高い生活へ移行しなければ叶わないのが「現代の普通の生活」なのだ ということなのです。

病気や症状は身体の警告であり、気づきのチャンスです。自然治癒力を発揮できていなかったという気づきであり、生活の是正をするチャンスと捉えなければなりません。警告に素直に耳を傾け、気づかなければなりません。「あ、ちょっと壊れた」ということに。



*健康の足を引っ張る社会の毒は内海聡せんせや船瀬俊介さんの著書などを参照して下さい。他にも一杯あるので探して読んでみて下さいな。

医者とおかんの「社会毒」研究/三五館

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子どもを病気にする親、健康にする親 (世界に満ちる毒から子どもを守れ)/マキノ出版

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不自然な食べ物はいらない/廣済堂出版

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もしも、IH調理器を使っていたなら―家族の命の損得勘定を/三五館

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だから、せっけんを使う―いま地球にやさしい暮し方を! (三一新書)/三一書房

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どうしても化粧したいあなたに (三一新書 1000)/三一書房

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