医療現場で次のような言葉が ふつう に言われませんか?

その治療法はやってみないとわからない とか。

なんすか? それは? もの凄く科学的な発言ですけど。

そうなんです。医学とは、、、実のところは、、、非科学的な学問なのです。エビデンス(証拠、証明など)がどうのこうので治療ガイドラインが作成されております。しかし、100%のエビデンスは医学には存在しません。「A」判定でも「これが一番いいと思うから学会としてはお勧めです」程度である。そう。ガイドラインとは「お勧め度」なのである。その医学会では最高の評価というだけであり、それで治るということではない。まあ、それでも医者は治そうとする生き物ではある。その心意気だけは 取り敢えず 多分 ある。
参照:◆ 医者と患者の「治る」の意味

エビデンスに基づくお勧め度がガイドラインの使い方である。
(グレードA) 治療法として推奨できる
(グレード B) A程ではないが、まあ推奨できる
(グレードC1) 考慮してもいが十分な科学的根拠は
(グレードC2) 有効とする明確な科学的根拠がなく勧められない

医療の現場ではC2を選択しなければOKということになる。しかし、このC1は、科学的根拠が無くても選択できる。あ、根拠は無いけど、やっていいんだチョキ

この様に、堂々と科学的根拠が無くてもOKをガイドラインは出しているのである。


こんな言葉も良く使われる。五分五分です。医学における治療というのは丁か半かなんですか? これももの凄く科学的な発言ですけどね。。。


これもよく使われる。がよければ助かります。 う~ん ? 医学というのはやはり博打打ちですか? 過去に治った人がいるからやりましょう! とか。これは崖から傘1本渡されて飛び降りたら運がよければ助かるから飛びなさいというお話しです。助からなかったときには必殺の「仕方がない」で済ませます。「最善を尽くした結果が残念でした」もよく使われます。

ま、私も現場にいるときにはお世話になった言葉群です。冷静に考えると、よくもこんな言葉で人生を決めさせたものだと思います。あと、脅しもよく使われる手法です。

今、**しないとどうなってもりませんよ! いいんですかメラメラ

どうなっても知らないだ? なんすか、それは。責任放棄じゃあないですか。医療というのは脅して誘導することなのですかね。恐怖は最も人を動かしやすい手法です。もう非科学的を通り越して恐喝医療です。けっこう、言われている人は多い。私も むかし   言ったことあるし。。。 ですから、、、昔のことを思い出すと穴があったら入りたいほど恥ずかしいし、顔から火が出る ほどの 想い です。

患者さんの希望を聞こうとしない場合は、、、こうなります。

じゃあ、好きにすればいいだろうむかっ

え? 好きにしていいの? 診療放棄!? 科学はどこへDASH!DASH!


もういいか。。。