健康にも腸内環境にも良いとされる健康飲料を飲まれた方から、つい数日前にあった相談です。
「便が緩くなってしまいましたが大丈夫でしょうか？」
それは絶好調の証ですよ と言うも、頭に
が出ているような状態でした。
下痢は、病原体が多量に入ってきた時に「緊急排出せよ！」と身体が判定した時に起こります。それが「嘔吐」「下痢」であり、病原体を排出しきるまで続きます。私も学生の頃、山荘で牡蠣の入った鍋を食べた時に、牡蠣へ火が通る前に食してしまい、激しい下痢に見舞われました。深夜までトイレから出ることが出来ず、肛門も赤くタダレようが下痢は続きます。
この場合、整腸剤ならいいですが、下痢止めはいけません。腸の動きを止めてしまえば、排出すべき病原体を大量に残すこととなり危険です。よく病院から出る白い粉は整腸剤で乳酸菌製剤ですから、点滴を要さないのであれば受診する必要は無く市販のビール酵母などでも対応は十分可能です。
食べ過ぎた時も、食べ慣れない物を大量に食べた時も、身体が反応できずに「緊急排出！」と言う時には下痢となりましょう。この場合は病原体侵入の時と異なり、１～２回の緊急排出で治まることが多かろうと思います。
見たことが有る方なら分かりますが、赤ちゃんのウンチは黄土色の泥状です。甘酸っぱい香りさえします。これは母乳を飲み続け、腸内細菌叢の殆どが乳酸菌だからです（乳酸を作るから乳酸菌で酸性へ→悪玉菌繁殖できずとなる）。子宮内に居る時には無菌だったのに、いつの間に住み着いたのか？ 実は謎ですが、口から入って住み着いたのでしょう。
しかし、離乳食で雑菌やら消化困難物が入り始めると、途端にウンチ（軟）からウンコ（硬）っぽくなり、臭くなります。その内に、この人固有の腸内細菌叢が完成し、ウンチへ戻っていきます。これに失敗すると子どもでも便秘を起こします。
最近は胃酸で死ににくい乳酸菌（腸まで届け）がＣＭでよく見かけますが、敢えて高いお金を出して買う必要はありません（買っても構いませんけど）。並みの菌でも届いているからです。皆さんの腸内細菌はいつ何処から入りましたか？ 胃腸を通過して住み着いたのではありませんか？ 特に意識すること無く完成しているのですよ！
どうせ送り込むなら、善玉菌を消化されない野菜の繊維に混ぜて送り込めばいいのです。繊維質に隠れて腸まで生きて届くでしょう。一個でも届けば、激しく分裂して一晩で数億になるでしょう。懐石料理の最後に赤出し味噌汁とお漬け物が出るのは、食事により胃酸の酸度がアルカリに傾いていて乳酸菌や酵母が死ににくくなったところで発酵食品を食べるという、非常に理に適った食べ方です。
あと、野菜づくしの食事を３日間ほどやると分かりますが、もの凄い量の便が出てきます。当然、出した本人も驚くほど、いつまで出るの？ という快便です。この場合、マンガで書くようなウンチ君が便器にドーンとおられます。これは腸内細菌叢が善玉へ切り替わったことの表れです。このように、食べた物によって腸内細菌叢の勢力図はサッカーの攻守切り替えのように変動します。日常の食事でも菌は届いていますが、うまく整腸できない方は市販のビール酵母を日常生活の中でボリボリ食べても構いません。
ともかく、順調な排便を「異常」と思う方がとても多いことに気づきます。腸内細菌叢が善玉環境で落ち着いていると便は軟らかくなり、色は明るい茶色で量も増え気味となります。出せば分かりますが、座ればスルーッと出る快便です。形は無くても構いません というか、ない方がいいくらいです。
便秘の方も少なくありません。
便秘解消の要素は５つ
①食物繊維：野菜
②腸内細菌叢の善玉化：発酵食品
③水分：適宜適当
④運動：お散歩でもいい
⑤リラックスの状態：ストレス発散、趣味に没頭
⑥我慢をしない：速やかに出す！
⑦食品添加物を避ける：特に保存料
これでも便秘の方は、まだこの中の何かが不十分と考えていいでしょう。
腸内細菌さん達を愛でて下さいね
＊参照：◆ うんち（大便）の話し
「便が緩くなってしまいましたが大丈夫でしょうか？」
それは絶好調の証ですよ と言うも、頭に
が出ているような状態でした。下痢は、病原体が多量に入ってきた時に「緊急排出せよ！」と身体が判定した時に起こります。それが「嘔吐」「下痢」であり、病原体を排出しきるまで続きます。私も学生の頃、山荘で牡蠣の入った鍋を食べた時に、牡蠣へ火が通る前に食してしまい、激しい下痢に見舞われました。深夜までトイレから出ることが出来ず、肛門も赤くタダレようが下痢は続きます。
この場合、整腸剤ならいいですが、下痢止めはいけません。腸の動きを止めてしまえば、排出すべき病原体を大量に残すこととなり危険です。よく病院から出る白い粉は整腸剤で乳酸菌製剤ですから、点滴を要さないのであれば受診する必要は無く市販のビール酵母などでも対応は十分可能です。
食べ過ぎた時も、食べ慣れない物を大量に食べた時も、身体が反応できずに「緊急排出！」と言う時には下痢となりましょう。この場合は病原体侵入の時と異なり、１～２回の緊急排出で治まることが多かろうと思います。
見たことが有る方なら分かりますが、赤ちゃんのウンチは黄土色の泥状です。甘酸っぱい香りさえします。これは母乳を飲み続け、腸内細菌叢の殆どが乳酸菌だからです（乳酸を作るから乳酸菌で酸性へ→悪玉菌繁殖できずとなる）。子宮内に居る時には無菌だったのに、いつの間に住み着いたのか？ 実は謎ですが、口から入って住み着いたのでしょう。
しかし、離乳食で雑菌やら消化困難物が入り始めると、途端にウンチ（軟）からウンコ（硬）っぽくなり、臭くなります。その内に、この人固有の腸内細菌叢が完成し、ウンチへ戻っていきます。これに失敗すると子どもでも便秘を起こします。
最近は胃酸で死ににくい乳酸菌（腸まで届け）がＣＭでよく見かけますが、敢えて高いお金を出して買う必要はありません（買っても構いませんけど）。並みの菌でも届いているからです。皆さんの腸内細菌はいつ何処から入りましたか？ 胃腸を通過して住み着いたのではありませんか？ 特に意識すること無く完成しているのですよ！
どうせ送り込むなら、善玉菌を消化されない野菜の繊維に混ぜて送り込めばいいのです。繊維質に隠れて腸まで生きて届くでしょう。一個でも届けば、激しく分裂して一晩で数億になるでしょう。懐石料理の最後に赤出し味噌汁とお漬け物が出るのは、食事により胃酸の酸度がアルカリに傾いていて乳酸菌や酵母が死ににくくなったところで発酵食品を食べるという、非常に理に適った食べ方です。
あと、野菜づくしの食事を３日間ほどやると分かりますが、もの凄い量の便が出てきます。当然、出した本人も驚くほど、いつまで出るの？ という快便です。この場合、マンガで書くようなウンチ君が便器にドーンとおられます。これは腸内細菌叢が善玉へ切り替わったことの表れです。このように、食べた物によって腸内細菌叢の勢力図はサッカーの攻守切り替えのように変動します。日常の食事でも菌は届いていますが、うまく整腸できない方は市販のビール酵母を日常生活の中でボリボリ食べても構いません。
ともかく、順調な排便を「異常」と思う方がとても多いことに気づきます。腸内細菌叢が善玉環境で落ち着いていると便は軟らかくなり、色は明るい茶色で量も増え気味となります。出せば分かりますが、座ればスルーッと出る快便です。形は無くても構いません というか、ない方がいいくらいです。
便秘の方も少なくありません。
便秘解消の要素は５つ
①食物繊維：野菜
②腸内細菌叢の善玉化：発酵食品
③水分：適宜適当
④運動：お散歩でもいい
⑤リラックスの状態：ストレス発散、趣味に没頭
⑥我慢をしない：速やかに出す！
⑦食品添加物を避ける：特に保存料
これでも便秘の方は、まだこの中の何かが不十分と考えていいでしょう。
腸内細菌さん達を愛でて下さいね
＊参照：◆ うんち（大便）の話し