親だからこそ、
子供に教えられないことがある。
外の世界でだからこそ、
子供が学ぶことがある。
アンナぽは、
外の世界で
とても大切な体験を
したのだと思う。
そして、それを見ていて、
母は本当にうれしく思った。
受け取ったものは、
まだ言葉にならないだろう。
けれど、心の中に積もって、
彼女の糧となるだろう。
それを差し出してくれたのは、
林ゆう子さん
ゆう子さんが
アンナぽに与えてくれたのは、
「約束」という
それは、それは、美しいもの。
その大切な約束の日。
私達家族は、
ゆう子さんのサロン、
ハナホーにおじゃました。
去年の11月、
ゆう子さんのお誕生日に、
生誕記念ヅラパーティがあった。
私達夫婦はもちろん、
アンナぽもパーティに参加。
参加者はくじでペアになり、
プレゼント交換を
することになっていた。
プレゼントするものは
「自分ができること」
アンナぽのペアの方が、
途中で帰ったようで、
プレゼント交換の時、
アンナぽはひとりに
なってしまったのだ。
そこに、その日の主役、
ゆう子さんがやってきた。
80人以上の人が
参加しているパーティ会場で、
アンナぽがひとり、
おろおろしているのに
気が付いてくれたのだ。
その気配り、目配りに、
頭が下がる思いだった。
「どうしたの?
相手の人は?」
と尋ねてくれた。
相手の人が帰ったとわかると、
こう言った。
「アンナちゃん、
私とプレゼント交換しよう!」
アンナぽの顔が
ぱぁっと明るくなった。
だってさ、
周りがみんな楽しそうに、
プレゼント交換しているのに、
自分だけひとりで…
悲しかったと思うんだよ。
そこに現れたゆう子さんは、
「私はお料理を作って
ごちそうするね」
そう言ってくれた。
そして、アンナぽは、
「私はポーチを作ります」
と言った。
約束が交わされた。
ゆう子さんは、
多忙な中、
アンナぽとの約束を、
最優先事項として、
スケジュールを組んでくださった。
もう3ヶ月も前から。
ゆう子さんが
どれほど忙しく
飛び回っているかは
周知の事実。
これまた、頭の下がる思いだった。
だってさ、
15歳の中学生を相手に、
子供ではなく、
ひとりの人間として
向かい合ってくれたんだよ。
仕事よりもまず、
この約束を、と、
そんな気持ちがのが
やりとりからも伝わって来た。
アンナぽも、
ゆう子さんとの約束が
うれしかった様子で、
どんなポーチを作ろうか、
ああでもない、こうでもない、と、
考えてたみたい。
休みになると、
受験勉強の合間に、
自転車に乗って、
あちこちの店に行き
布を物色していた。
作り始めると、
うれしそうに
途中経過を報告しに、
作りかけのポーチを持って
よくやってきた。
アンナぽらしいポーチが
できあがった。
そして、やってきた約束の日。
保護者もご相伴に預かる(笑)
洋食が食べたい、
そう言ったアンナぽの前に、
次々と置かれていった料理。
コーンをグリーンカレーの素で
炒めてあって絶妙な風味、んまーい♡
片栗粉まぶした牡蠣を海苔で巻き、
バターで炒めてお醤油で味付け。
激ウマ!
鳥のせせりをお豆と一緒に、
ピーナツバターで炒めて、
お醤油で味付けしてある、
涙目のウマさ!
アボガド入り
びんちょうマグロのサラダ。
グリーンはアイスプラント、
これまた我が家全員の大好物!
ドレッシングがね、
マヨベースにわさびとポン酢が入り、
たまらん!
ちなみに、あぶは、
アボガドとパプリカが
キライだったのに、
このサラダを食べたら、
「あれ?おいしいじゃん!」
って、一瞬で克服。
閻魔パワーか!?(笑)
そして、シメは、
ビーフストロガノフ。
アンナぽはそのおいしさに
笑いが止まらない様子で、
食べながら、うふふ、うふふ、って、
ずっと笑ってた(笑)
盛りつけも本当に美しい!
デザートにケーキいただいたのに、
あまりにおいしそうで、
ソッコー飛びついたので、
写真なし(笑)
お料理が
とびきりおいしかったのは
もちろんなんです。
そして、
そこに添えられた
ゆうこりんの心、想い。
何よりの味付け。
また、そんなゆうこりんと
一緒に過ごす時間、
それが何よりのごちそう。
アンナぽの
まだ若い心に、
しっかりと刻まれたと思う。
今、それが何かを、
明確に言葉にして
理解してほしいとは
私は全然思ってないの。
それはいつか、
自然に、静かに、花咲くから。
「約束」それは、
日常的に交わされるもの。
今度ご飯食べようね、
今度会おうね、
今度どこそこ行こうね、
なんてさ。
軽い気持ちで交わす約束、
それってとっても多いと思う。
そして、社交辞令のように
交わした約束は、
なんとなく消えたりもする。
普通に。
それがいけないんじゃなくね。
そんな中、
ずっしりと重みのある
約束ってのががある。
重みのある、と言っても、
イヤな意味じゃない。
その約束を守るために、
自分がどれだけのことができるか、
自分がどれだけ心を注げるか、
そんな一生懸命の約束。
アンナぽには、
小さい頃から、
「できない約束はしないこと」
と教えてきた。
本来、約束とは、
守るためにあるのである。
ある意味、コミットだったり。
アンナぽは、
もしかしたら、
生まれて初めて、
一生懸命の約束を
体験したんじゃないだろか。
こんなに素晴らしい体験が
あるだろか。
これは、親の私には、
体験させてあげられないことの
ひとつじゃないかと思う。
距離が近過ぎるから。
甘えのない中で、
真正面から約束に向き合って、
そこでできることを
精一杯する、そんな体験。
アンナぽが得たものって、
すごく大きいと思う。
こんな素敵な機会をいただいて、
私は、本当に、本当に、
うれしかったんだ。
そして、
アンナぽのゆうこりんとの約束、
ポーチを作る、これ。
縫い目曲がっててカワユス(親バカ)
早速、ペンケースとして
使っていただいて、
うれしかったぁ!
アンナぽもにこにこ顔。
帰り道ね、
「使ってもらえてうれしかった」
って、すっごくうれしそうに
言っててね。
「約束」がもたらすものは、
その時々、その人により、違うけど、
とっても素敵なもの。
いつも、どんなことにも、
真剣に、正面から向き合って
生きている、
そんなゆう子さん。
その真剣さは、
アンナぽに、
そして、私に、あぶに、
またもや、
大きな感動を与えてくれて。
ないがしろにしようと思えば、
いくらでもできる。
毎日の中の色々なこと。
けれど、
そんなひとつひとつを、
大切に拾い上げて、
心を向け、行動する、
それがどんなに
素晴らしいか、
それがどんなに
もたらすものが大きいか、
私もあらためて
感じ入らせてもらえた。
ゆうこりん、
本当に、本当に、ありがとう!
初めて、
ゆうこりんと会ったのは、
去年の6月だったなぁ。
まだ1年経っていないなんて、
なんか不思議な感じ(笑)
ご縁ある人とは
時間なんて関係ないのね…
私は「美しい約束」を見た。
なぜだろう、
そこに、私は、
生きる希望を見た。
人は美しい、
人生は美しい、
こんなにも、
こんなにも、
心を彩ることが
できるのだから。
そして、私は、
一生懸命生きるよ、と、
自分に約束した。
くじけそうになったり、
人生をないがしろに
しそうになったら、
この日を思い出そうと思う。
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