皆様、こんにちは
今年初の記事だというのに、すでに2月になってしまいました
大変ご無沙汰しておりました
また新年のご挨拶も大変遅れてしまいましたが・・・
言わないわけにはいきませんので、
2010年が皆様にとって、素敵な1年となりますように
さて、久々のブログを書かせて頂きたいと思います。
書きたい事は山ほどあるのですが、、、
まずは、12月にありました、クリスマスパーティーの様子を
スコットランドの文化も交えて、さくっとお伝えしていきます
Bathにいた頃にも毎年お伝えしておりましたので、
ご存知の方も多いかと思うのですが、
日本に忘年会があるように、
イギリスの会社にも、年末には「クリスマスパーティー」があります
と言っても、12月は中旬頃から、
ほとんどの人が、2-3週間のクリスマス休暇に入ってしまいますので、
行われるのは、12月の初め頃です。
また、欧米では、パーティーと言えば、パートナー同伴が当たり前
クリスの会社のパーティーには私も一緒に行きますし、
私の会社のパーティーには、クリスも同伴していました
2009年のクリスマスパーティーは、
初のスコットランド
会場は、セントアンドリュースのFairmontホテルでした
昨年の11月には、G20サミットも行われたホテルです
この日のパーティーは夜の7時から
良いホテルは、夜も綺麗ですねー
ゴルフの聖地として有名な、セント・アンドリュースにあるだけあって、
こちらのホテルにもゴルフコースが隣接している為、
セント・アンドリュースの市街からは、少し離れたところに位置しています
こういう「お酒を飲むパーティー」の場合、
参加者はもちろん、帰りが飲酒運転となってしまうので、
車で会場に行くわけにはいきません。
Bathの会社のパーティーでもそうでしたが、
車で来れない参加者の為、
会社がタクシー代を負担してくれたり、
会場までのバスを手配してくれたります
もちろん、パーティーの食べ物、飲み物代も会社持ちです
私たちは7時からのカクテルパーティーに間に合うように、
6時半頃、家を出て、タクシーでホテルへと向かいました。
ゴージャスなレセプションを抜けると、
そこはメインホール
今見ると季節外れな感じになってしまいますが・・・、
当時はクリスマス前でしたので、
この巨大なツリーは気分を盛り上げてくれました
ツリーの前で記念撮影をしている人も多かったです
ちなみに、撮影失敗したこの写真の手前に移っているのは、手すりで、
このホールへは、左右にある大階段から降りていきます。
お昼間の様子 ↓
私たちのパーティーの会場は、このホールを抜けた奥でした
ディナーパーティーは8時から別会場で行われるのですが、
7時頃から、こちらでカクテルパーティーがありました。
クリスの会社は、社員が250人ほど。
それに、パートナーが同伴ですので、500人ほどのパーティーでした
クリスマスパーティーといえば、1年で最も大きなイベントです
(夏にも、BBQパーティーがあります)
ドレスコードは、もちろん「フォーマル」
(ブラックタイとまではいきませんが。)
このパーティーについては、
11月頃から、いつもの「金曜日ディナー」の時に、他の奥様方といろいろ話していて、
「Eminaはやっぱり、正装と言えば、Kimono(着物)を着るの?」
と聞かれたりしていましたが、
今回はドレスで行きました
浴衣なら、イギリスにも持ってきていますが、
フォーマルなパーティーに浴衣では行けませんしね。
さて、
女性陣がパーティーに着るドレスで盛り上がるのは当然の事として、
なぜか、男性陣も盛り上がっているではありませんか!
え?
だって、男性は、ドレスコードが何であれ、
スーツかタキシードなのでは・・・?
いいえ、それは、『イングランド』での お話しです。
ここスコットランドでは、
何とも不思議なことに、
女性用の伝統的な衣装はないのに、
男性用の伝統的な民族衣装は、
今でも根強くその文化が残っています。
それは、『キルト』と呼ばれる、スコットランドの伝統衣装
キルトというのは、
わかりやすく言うと、「チェックのスカート」のようなものです。
正確には、スコティッシュ・キルトと呼ばれ、
タータンと呼ばれるチェック柄の模様が、家系によって異なり、
家の紋章のような役割を果たしていました。
スコットランドの街へ来ると、
どこでもこのキルトのお店を見る事が出来ます
このマネキンが着ているのがそうです
スカートではなく キルトです。
ちょっと、ショーウィンドーではわかりにくいですので、
店内へ入ってみましょう
こちらが、紳士用のスカート キルト売り場です。
↓
ずらりと並ぶ、キルト、種類も色も豊富です
あくまで、紳士用ですので、
私がここで、このかわいらしいチェックのスカ・・キルトを選んでいるのは、
不自然ですが、
クリスが、この中から選び、試着していたとしても、いたって普通というわけです
このように、上はスーツで、下はチェックのキルト
腰からスポランと呼ばれる丸いバッグのようなものを下げます。
さて、話しをクリスマスパーティーに戻しましょう。
もうおわかりですね?
なぜ、女性陣よりも男性陣が、クリスマスパーティーでの服装について、
盛り上がっていたのか。
何と! いつも一緒に夜ご飯を食べている仲間内の男性10人のうち、
7人がキルトを着るのだそう!
そのうち、スコットランド人なのは一人だけ(笑)
着ない組の3人は、イギリス人であるクリスを含む、
アイルランド人など、
同じブリティッシュで、スコットランド人ではない人たち
着る組の残り6人は、
ポルトガル、フランス、イタリア(2人)、イスラエル、韓国人など、
イギリス以外の国からの人たちでした。
おもしろいですよねー
同じイギリス人でもスコットランド出身ではない人は、キルトは着ず、
逆に他の国から来た人たちは、
お祭り感覚で、キルトを楽しむのです
さて、そろそろカクテルパーティにも人が集まってきましたので、
メインのディナー会場へと移動です
カクテルパーティーは立ったままでしたので、
近くの人とお話ししてましたが、
席に座る時には、仲良しのみんなと一緒に座ることに
そして、話していた通り、「キルト」を着てきていた、クリスの同僚たち
(なぜ、髪まで剃ってるのか疑問ですw)
いやー。 見事に、色とりどりな、チェックのスカ・・ キルトですね!
いつも見慣れているみんなだけに、
この格好はちょっとおかしく見えるのですが、
ここはスコットランド、
そして、これは伝統衣装です。
笑うわけにはいきませんよ。
女性陣は、普通にドレスでお綺麗でした
さて、席に着くと、
テーブルにはもちろん、クリスマスクラッカー
クリスマスクラッカーとは? の記事☆
食事は
スターターがスープとパン
そして、メインは、
ローストビーフと、ターキーと、チキン、という
肉類3種類と、野菜の付け合せに、ソーセージのベーコン巻き
とってもおいしかったですが、さすがに食べきれませんでした。
私たちの友達の中にも2人、ベジタリアンがいますが、
欧米のパーティーでは、必ず、ベジタリアン用も用意されるので、
少なくとも2種類のメニューから選べます
ワインとシャンパンは、ウェイターがテーブルを回って注いでくれますが、
その他のカクテルや、ビール、ジュースなどが飲みたい人は、
飲み物チケットが、一人5枚(笑)渡されていた為、
それを使ってバーで頼みます
会社からのクリスマスパーティー招待状に、
「5杯目以降は、自腹になります。」との注意書きがありましたが、
ワインとシャンパンは食事に付いてるのに、
プラス5杯以上飲む人はそんなにいないですよね。
そして、デザートは、ココナッツのアイスクリームに
チョコレートと、チョコブラウニーケーキ
みんなで紅茶を飲みながら、食べるスイ-ツはまたおいしく感じますよね
そして、ディナーは10時頃に終わり・・・・
ましたが、パーティーは終わりません!!
実は、食事中はずっと、会場の真ん中にあるステージで、
生演奏が行われていたのですが、
みんながディナーを食べ終わってからは、
このステージが、「ダンスステージ」へと早代わり!
演奏も、ロックやポップなものへと変わり、
お酒も入ってほろ酔いの参加者たちは、
ここで踊って、楽しめるというわけです
(動画は暗すぎて失敗しました。)
音楽は、最近のものから、なつかしいものなど様々で、
途中、「スコットランドの踊り」も踊りました
この踊りについては、また別の機会にじっくり書きたいと思いますが、
みんなで手をつないで輪になったり、くるくる回ったりして踊るものでして、
ミニスカー・・・ キルトをはいた男性にくるくる回られると、
スカ・・ キルトがひらひらするので、見ていて微妙な気分になりました(笑)
ダンディーや、エジンバラの街でも、
金曜日の夜や、パーティーがある日には、
このキルトを身に付けた男性をよく見かけます
スコットランドへお越しの際は、彼らの趣味ではなく民族衣装ですので、
ご理解のほど、宜しくお願い致します
ちなみに、これが「正装」であるという事は、
スコットランドでの結婚式の際には、
男性は、キルトを着て、女性はウェディングドレスです
正しい身に付け方には、
ハイソックスに、短刀を挿すなど、
いろいろ決まりもあります
高価なものには、£500~£1000のものもありますが、
お手軽に買える、キルト一式セットなども、お土産屋さんで手に入ります
そんわけで、少し遅れましたが、
今日はクリスマスパーティーに交えて、
スコットランドの伝統衣装
タータンチェック柄のキルト
をお伝え致しました
いつも応援ありがとうございます
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では、またー