その時に、汗をかいたまま顔を洗わない方が肌がつるつるになると言われて、(最初はそれでも洗っていたのですが)、お店の人もお客さんも確かにつや肌だったので、私もつい挑戦してしまいました。
もともと敏感肌の私にはやっぱりダメで、それから顔が真っ赤になり皮膚科通いが始まりました。
ロコイドクリームという弱いステロイドを(ステロイドとは知らずに)使っていた時もありますし、プロトピック軟膏という薬を使っていた事もあります。
数年間は人前に出たくない様な赤い顔でした。
ロコイドクリームは皮膚を薄くしてしまう効果があり、プロトピックは縫った部分だけでなく腕など直射日光が当たる部分が光に弱くなり、ますますひどい状態になっていきました。
当時は化粧品も使えず、薬に頼る生活ではダメだと思い手作り化粧品にチャレンジしました。
家に秤がある訳でもないので、目分量で作っていました。
以前に某巨大掲示板に書き込みしたものをちょっとだけ修正して転載します。
超敏感肌の為の手作り化粧品
★用意するもの
遮光ガラス容器(冷蔵庫で保管するので、遮光でなくてもよいかも)
精製水(ミネラルウォーターでも代用可能)
エタノール(主に容器の消毒用)
ラップ
★有効成分
アラントイン・・・医療現場でも使用されている肌を再生しケロイドを作らないという効果がある。
※使用目安は0.2%との事。
グリチルリチン酸2K・・・消炎効果。ステロイドと似た構造で副作用がない。
漢方で言う甘草(カンゾウ)の事で、甘草を含む漢方を飲んでいる方は大量摂取は良くないらしい。
※使用目安は1%で、7%以上で使うと肌荒れを起こす可能性ありとの事。 (実際に多めに入れてしまった時は肌が乾燥しました。)
グリセリン・・・保湿効果
50ml遮光ガラス容器に消毒用エタノールを下から3~5mm位入れてふり消毒。
200ml強入る陶器コップ3分の1位に精製水を入れて電子レンジでチン。60℃でアラントインが溶けるらしいけど日持ちさせたいなら80~90℃でOK。
アラントインを少量溶かして混ぜてラップ。
自然に冷めたら、ラップの水滴が中に入らない様に気をつけながら外し、グリチルリチン酸2K少量とグリセリン3滴を加えて混ぜて出来上がり。
(スプーンを使う場合は、コップに入る部分を熱湯消毒してから。手でつまむ部分は消毒いらず。)
遮光ガラスのエタノールを捨てる。
自分の場合、この作った化粧水で容器を洗ってます。
容器に化粧水を1cm位まで入れて振って捨てるを2回繰り返してから、化粧水を入れる。
エタノールが沢山残ってると肌にピリピリするからです。もったいないと思うなら、精製水や熱湯を冷ましたものでゆすいでもいいかも?
容器に残ったエタノールで多少日持ちする様になりますが、防腐剤を使用していないので冷蔵庫保管で1週間~10日で使い切って下さい。
精製水とエタノールを購入したのは薬局、遮光ガラス容器とグリセリンを購入したのはロフト、アラントインとグリチルリチン酸2Kを購入したのは「ぴのあ」という通販会社です。
この化粧水だけでは皮膚を保護できないので、次の記事では「オイルの蓋」について書こうと思います。
また、症状が軽い方はこんなに大変な事をしなくても、お使いの化粧水にグリチルリチン酸2Kを少量混ぜるだけで魔法のような化粧水が出来ます。
2015年4月7日追記
※ぴのあさんは2015年3月18日で商品の販売を終了しています