支援について

支援についての話をじっくりとする機会が増えたのですが、今回のテヘランで国連に勤めているマスッドさんの話で指摘された

「ただ、モノとカネを渡すだけでは支援にならないよ」

という、現地の国連で第一線に立ち活躍されている方からの言葉を受けるとさすがに考えさせられました。

勿論、NPOを立ち上げるという話が出ていた頃からずっと話題にはなっていたのですがこの話は今後も続きそうです。

結論から言うと、僕たちの活動の最終目的地は教育やトレーニングにより自力で生きれるようになること、支援に頼らず生きれるようになることなのですが、正直、まだ発足したばかりの僕らにはその資金力も組織力もありませんし、この手の活動の成果は短期で出すことはかなり難しいです。

なので、最初の第一歩として、最低限の衣服も持たぬ子ども達に日本で格安で手に入れることのできる衣服を持っていくことで少しでも寒さをしのげれればそれでもいいんでない？

と思ったのです。

さらに服を届けにいくのなら、それこそ、イランという国の素晴らしさを伝えながら、その日本人にはまだ知られざる最高の観光地を案内するビジネスを展開すれば、更には日本で価値のあるモノを仕入れる事ができればみーーんなハッピーになれるんではないかと思い始めたのであります。

モノ、カネを送るだけのサンタクロース支援と呼ばれるものであっても、少しでも誰かが喜ぶ結果を出し続けていければ、きっかけはそれでもいいのかなーと。

なので、ハナっから誰かを助けるとかそんな大層な事でなくて、イランてスゲーいい国だし、いいものもいっぱいあるし、他の日本の人にも旅行してもらってその良さを知ってくれたらサイコーだなーって。

更にはついでに難民問題と呼ばれる現実が見れて、何かを学び取る経験があって、なにより、誰かが喜ぶであろうことに貢献できるチャンスがあるならばそれは少しづつでも世界をもっとファンキーに、そしてピースフルに作り変えていく事ができるって考えると、僕の魂はドキドキワクワクしてくるわけであります。

というか、こういう思いがないことには活動も続けられにくいというのも現実です。

楽しくないと支援も続かない。

真剣な顔してばかりでは息が詰まってしまいます。

正直、僕は今でも、善意だとか救ってあげたいだとかいう言葉の裏によく潜んでいるものが嫌いなのでその手の活動に関わることは抵抗があります。

ですが、今回のケースはとどのつまり、

自分の願う世界の創造のためにたまたま支援が関係してきただけ

とも言えるでしょう。

しかし、これはあくまで僕のケースで、メンバーの中に純粋に困っている人を助けたいっていう思いから動いている者もいて、お互いの進む方向が同じだから一緒に推し進めているのですが、今回のそれは進む速度がものすごく早い。

まるで何かの流れにのまれているような感覚にさえ陥ります。

こういう感覚にいる時は、人生はおもしれー事が起きるって魂が知っています。

支援についての話の裏話を次回はしてまいります。

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