こちらを読みました
百田尚樹さんの、夢を売る男。
人間は自己顕示欲の塊であり、そんな人間の夢を、自費出版という形で商売にしている主人公、牛河原。
出版というビジネスの裏側を少しでも見れた気になれるし、作家のお給料というものはどんな感じになっているのか、そして最近の活字離れ、本離れからの出版業界の不振など、そういうこともよくわかりました。
なにより、わたしたち人間、いや日本人の自己顕示欲のすごさに驚きました。
ブログを書いているのは、世界で1番日本人が多いらしいです。
そして本当に、それだけで食べていけるような、いわゆる職業作家になることの大変さ。
ひとまず、わたしは小説家になるのは無理だなということがよくわかった本でもありました。笑
百田さんの小説は、テンポが良くて、ついつい最後まで一気読みしてしまいます。
そういうふうに夢中になれる小説を書けるのって、これはもう才能なんだろうなぁー。