この本を読みました。


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別に今、わたしは燃え尽きそうなわけでもなんでもないですが、主人の本棚に入っていたので、なんとなく手に取った本です。

 

「対人援助職」というのは、医師や歯科医師、看護婦さん、ケアマネやカウンセラーなどの、対患者さんに寄り添って接する仕事や、教師や保育士など、人を相手にする仕事のことなどを指します。

 

仕事には、主として体を使う「肉体労働」、会社の運営や企画作成、研究などの「頭脳労働」、そして対人援助職である「感情労働」 というものがあるそう。

 

 

この本には、人の感情に寄り添う仕事は、仕事の対象になる人と、自分との間に境界線を設けて客観的な立場に立たないといけない、と書いてあります。

責任感や同情などから、公私混同して、仕事という枠組みを超えて、相手との境界を越えのめりこんでしまうことが多い仕事であると書かれていました。

 

そして、「自分の人生=仕事」という状態になってしまい、倒れたり、燃え尽き症候群になったり、最後に過労死することが多いのもこういった仕事の特徴だと書かれています。

 

この本の言いたいことは、とてもよくわかります。

確かにわたしも、患者様にたいして、自分にはどうすることもできないこと・現代医療では治せないような状態を、どうにかならないものか、と仕事が終わって家に帰ってからも、悶々と悩んだり、考え出して眠れなくなったりすることがあります。

 

 

そうならない方法の1つとして、仕事にやりがいを感じるのはとてもいいことだけれど、「自分には仕事しかない」や、「自己実現できるのは仕事の場のみ」というような考え方はよくない、と説かれていました。

 

自己実現の場を、仕事以外にも求め、色々な世界を持たないといけないなと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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騎士団長殺し

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もちのろんで、これも読んでます。
徹夜で読みました。

 

 
 
まさに村上春樹ワールド炸裂、といったかんじで非常に面白いです。
 
彼の作品からは、文章から、クラシック音楽が流れるのを感じます。
印象派のような美しい絵画が瞼に浮かびます。
彼が書くものの他に、そんな文章を、読んだことがあるでしょうか?
 
 
ナチ支配下のウィーン、南京大虐殺、そして3.11など。
そういった話にも繋がります。
 
読み終わってしまうのが、寂しかったです。
続編はあるのかなぁ。。キョロキョロ
 
これを読んで思ったことの1つ。
自分って何なんだろう?
 
心なのか。体なのか。
 
心なのであれば、要するにそれは脳で、しかも物を考える大脳皮質のことを指すのか、
体なのであれば、この細胞の集合体である、皮膚の中身のことを言うのか。
 
そしてどこからどこまでが自分なのか。
皮膚を挟んで、内側の細胞たちが自分で、その内圧と外圧のちょうど中間にあるのが皮膚で、皮膚より外側が自分ではない範囲なのか。
 
人間は考える葦である。
パスカルもそう言っていました。
人間以外の動物との違いは何なんだろう。
じゃあ生死は何だろう。
近しい人が死ぬと悲しいのはなんでだろう。
 
電車の中とかで、ぼーっとそういうことを考えるのが好きです。
もちろん答えはないのですが。
たぶん、村上春樹さんも、そういう答えの出ない抽象的なことを考えるの、好きなんじゃないかなぁと、なんとなく、彼の作品を読んでると思います。
 
もちろん作品には、この問いの答えなんか書いてないでんすけれども。
 
 
 
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こちらを読みました。

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村上春樹さんの、
 
アンダーグラウンド。
 
レンガみたいに分厚い本です。
 
 
 
 
1995年3月20日。
 
地下鉄サリン事件の、関わったひとたち、被害にあった人たちに村上春樹さんが直接インタビューしたものを集めた本です。
 
村上春樹さんのだいたいの有名な小説は読んだとおもうので、今後はこういうルポルタージュやエッセイ、対談、そういったものを読もうと思い購入しました。
 
忘れてしまっていたサリン事件のことを思い出しました。
わたしはあの日、小学生だったのですが、通っていた小学校のすぐ近くにオウムの事務所があって、小学校の校庭の上をヘリがたくさん飛んでいたのを未だに覚えています。
その日は親が学校に迎えにきてくれて、それぞれ帰宅しました。
 
小学校が広尾にあったので、まさに被害にあった電車が通っていました。
 
 
千代田線、丸ノ内線、日比谷線、、、
どれも馴染みのある電車ばかりです。
むしろよく乗る電車ばかりです。
 
この本では、重症軽傷含め、生き残った方々の、その時の行動や心境、そして後遺症、現在の気持ちなどを語ってもらい、まとめてあります。
 
これを読んで思ったことは、みんなパニックの中でもシッカリとした行動をしているな、ということです。
(パニックになってしまった人はインタビューを受けなかったのかもしれませんが)
わたしは、こういう事件が起きた時にどう振る舞えるか、、、自信がありません。
 
3.11の震災でも、足の悪い、見知らぬご老人を助け命を落とした女子高生の話を聞いたことがあります。
天災、事故のような想定しない大惨事に、どんな振る舞いができるのか。
人間としての質を問われるような気がします。
 
 
 
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