「ボンビーメン」の記者発表が今日あったようです。
明日の日テレ系のワイドショーはチェックですね。
あっ、HDDの残量はな~い!!((>д<))
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昨晩のwowowでの「カリギュラ」を観ました。
ここからは、録画して後から見るのを楽しみにしてらっしゃる方はスルーして下さいね~。
これが4回目となるカリギュラでしたが、生の舞台では観れなかったそれぞれの登場人物の細かな表情がはっきりわかり、心情がより深く理解できたり、私が考えていたのと違う心情が読み取れたり…。
また、どうしても観劇中は旬くんを目で追うことが多くなりがちでしたが、今回主要人物5人だけではなく、貴族や役人一人一人の動きや表情の変化がよくわかりました。
でも、やっぱりカリギュラ…。あんなに変化があっただなんて…。カリギュラの孤独、苦悩、苛立ち、絶望…、今回はもっと締め付けられる思いでした。一つ一つの表情、仕草までカリギュラを演じきっていた旬くん。
カリギュラが愛おしくて、切なくりました…。
この写真のシーンは第4幕。詩人達を集めて即興の詩の朗読をさせる場面でのカリギュラとシピオンのシーン…。
カリギュラ「君は死の本当の教訓を知っている。」
シピオン「(カリギュラを見つめながら)まだ若いのに私は父を亡くしました。」
この後にふと見せるカリギュラの表情です。こういうふとした表情が生の舞台ではわかりませんよね。
テレビならではのカメラアングルもあり、生で観劇するのとはまた違った舞台になってました。舞台真上からのシーンや鏡を使って映し出されるシーンなど…。特に最後のカリギュラが息絶えるシーンは真上からのアングルで、カリギュラの孤独な死をより切なくなる思いのシーンとなりました…。
そして、舞台放送後にカリギュレンジャイ5人揃っての座談会がありました。
撮影は大阪大千秋楽の前日。本当に仲良しの5人の雰囲気がよかったです。
(座談会のレポですが、旬くん中心になっていることをご了承下さいませ。長いです(^▽^;))
注:旬くん→旬 若村さん→若 横田さん→横
勝地くん→勝 長谷川さん→長
今、思うこと…
旬:やりながら自分はスゴイ贅沢な芝居をさせてもらってるんだなーとふと思う瞬間があって…、2幕の食事のシーンは大まかなことしか決まってなくて、何をやってもいい状態なんですね。24(才)の俺がとる行動を皆がドキドキしながら、何がきてもいいように反応しようと思って待ってくれてる先輩の役者さん達の姿を見た時に、「あー、俺はなんて贅沢な芝居を今回やらせてもらってるんだろう」と思って、そうを感じた時にその贅沢な時間をまだもう少し味わいたいなと思ったところもあるし…。その心に触れることができ、キャラクターを作っていけたのは僕は初めてだったので、やればやるほどホントに他者との関係性の中で何を思ってそれを言っているのかとか、相手がなぜそれ思って言ってきたのかとか、やればやるほどわかることもあるし、自分で発見できなかったことを5人でちょっと話した時とかに「あー、なるほど、そんな捉え方もあるんだ」ってどんどんわかって、どうしたら面白くこのカリギュラという世界を伝えることができるのかとか、その裏にあるものをどういう風に出すのが一番いいのかとかが、こんなにいっぱいある作品には僕は初めて出会ったと思いますね。
若村:回を重ねる毎に稽古場ではわからなかったことがたくさんみつかって、カリギュラの最後の方にある台詞じゃないですけど「もっと先に行ける」っていう風に感じさせてくれる作品だなって思ってます。意味のわからない細かいト書きが、「こうもとれるんじゃないか」、「ああもとれるんじゃないか」って、もっと涌いてくるものがあって、カミュにも見てもらいたかったですね。
旬:カリギュラの初日の11月7日はカミュの誕生日だったんだよ。そこでスタートしてるので、なんか不思議な因縁みたいなものは感じますけどね。
玉ねぎのお話もありました(笑)
横:玉ねぎを食べなくてすむので、それは嬉しいですね。
旬:ははは、ははは…、そうだね(笑) 一番最初に本当に生の玉ねぎを食ったら、口の中がただれちゃって…。
横:やけどしたみたいになって、えらいことになった(笑)
若:がんばりましたよねぇ。だってくさいもん。
一同、爆笑
横:作品に関してはとっても深く携われたような気がしていて、今回は作品が難解な分、いつのまにか深く深く携っていたような気がします。
途中、この芝居に関して体力ついたって言ってたね。
旬:うん。もう、1日3回公演ぐらいできますよ。
横:迷惑だね。
一同爆笑
若村さんから見た小栗旬
若:稽古から精神も肉体も鍛えあげられていく感じっていうのは、見ててすごくわかる。なんかアサガオの観察しているみたいな感じ。稽古場で最初に会った時からすると、ずんずん育っていったって感じがしますけど。
横:いいなぁ。そうやって見られてたんだぁ。
旬:アサガオって呼んで(笑)
若:ひまわりでもいいのに、なんでアサガオなんだろうって自分で不思議に思った時に、アサガオって螺旋を描いて伸びていくじゃない?だから、スっとはいかなくて、停滞しているのか進んでいるのかわかんないと思うんだけど、次の瞬間見たら、ちゃんと伸びてるっていうそういう感じ…。
旬:すごい誉め言葉じゃない?
勝:(羨ましそうに)いいねぇ。
横:(勝地くんに)大丈夫、へちまだから。
勝:へちま?中身がないってこと?
旬くん、大爆笑
稽古場の蜷川さん
旬・横田:穏やかだったね。
旬:俺、一回も怒鳴られてないでしょ?怒られてないでしょ?
若:怒鳴ってるところ、見たことないもん。
横:僕は10年間怒鳴られ続けてきましたもん。
旬:横ちんだって、今回怒鳴られてないでしょ?罵倒するようなことは一回もなかったよね。
若:そういうことはあるの?(若村さんは初蜷川演出です)
旬・横:(口をそろえて)いやいや、しょっちゅうですよ。(苦笑)
蜷川演出について
旬:今回、僕はそれぞれ皆と一対一で喋るところがいっぱいあるんですけど、そこは細かい演出が全然なくて、だから毎日が新鮮なんですよね。ケレアと3幕の終わりに喋るところは、初日本番の1時間前にやっと長谷川くんと、「これでいけるね」っていうことになったんですよね。蜷川さんに「稽古つけてくれ」ってお願いしてやってもらって、そうしたら蜷川さんのエンジンがかかっちゃって。「やべぇ、オレ、初日迎える前に声枯れちゃうかもしれない」って思ってやったんだけど(笑)
横:旬は絶対この芝居の稽古で声を枯らすと思ってたんですよ。「ざまぁ、みろ」って思ってたんですけど、枯らさなかったんですよね。ちょっとつまんない。
旬:あははは、ははは。ざまぁ、みろ(笑)
ケレア(長谷川さん)が一番蜷川さんに言われた話になり…
旬:多分、蜷川さんがすごくケレアが好きなんだよ。演説して、言葉で相手を論破していくっていうのが自分がやってきた人生と重なるんだよ、きっと。その変わり熱くなるなって言うじゃない?蜷川さんは論破していいく間に熱くなっていくよね(笑)
若:ここに(蜷川さんが)いて欲しかったね。
若:普通、演出家が言われたことを消化していくっていうのが当たり前のような気がするのに、皆に危機感を持たせるのが凄く上手いのかなって。
旬:生の役者がその瞬間、その瞬間やる新鮮さっていうもののが蜷川さんは一番好きなんじゃないかなって思うんですよね。役者同士がお互いにやってそこに一つの見えるものがパッと見えた瞬間、蜷川さんの中で「あ、これでいける」って思うんじゃないかなって思って。…今回のカリギュラっていうものに関しては、突詰めていったら出口がなくなっていくと思うので、ある意味この演出が僕らの作るカリギュラっていうものでは、いいものだったかなと思ってるところは僕にはあったりもするんですけど。
今、自分が作ったカリギュラは24(才)の小栗旬が読み解いた結果で出たもので、3年後とかになると、また全然読み方も違うだろうし、捉え方も違うだろうなと思うんですよね。ここまで30何ステージやって、今だに皆で「あれってさぁ、実はこうなんじゃないの」とか、僕もセゾニアに対する愛情と思いみたいなものは、今の俺にはここまでしか考えられないけど、やっていくうちにどこかで今の自分の年齢より高い精神年齢でいきたいと思ったりもするし…。
友情の証・バングル
長:やべっ、オレ付けてなかった
4人:あーーーーーーーー
旬:やっぱりケレアだー。
横:僕は本番でもつけてます。
腕にはめてるバングルを見せながら
4人:友情の証です。
長:しくじったー(><;)
旬:「しくじったー」ってあまり人生で言わないよね(苦笑)
勝:しくじったー(苦笑)
長:あ~、ホテル行ってこようかな。
旬:これで友情にはケリがついたんだね(笑)
かなり凹んでる長谷川さんでした(笑)
最後に…
旬:いい芝居に出会いました。そして、いい仲間に恵まれて、本当にそれぞれのキャラクターが適材適所で…。皆凄くまじめに演劇をとらえている人達で、普段は決してまじめじゃないんですけど(苦笑)、そこが面白いところで、もちろんここにはいない他の皆さんも含めてベストメンバーでこのカリギュラという芝居に2ヵ月半作れたんじゃないかと思って。胸をはって「いい芝居だったでしょ?」って言える作品だと思います。
横:(感心して)おお
旬:と、こんな感じでまた、来週お会いしましょう(と手を振る旬くん)
最後はお茶目な旬くんでした(*^▽^*)
話題に出たバングル。これは若村さんの妹さんが作られたそうです。(若村さんのHPより)
観賞後はまたまた、寝付けませんでた(-"-;A 月曜から睡眠2時間で仕事に行き、さすがに金曜までは体がもちそうにないので(水曜はANNもあるし)、今日は早く寝まーす(@ ̄ρ ̄@)zzzz