第14話(術後9日目) | どんとこい!胃がんちゃん。

どんとこい!胃がんちゃん。

想定外の胃がんになり、胃切除してから1年が経ちました。自分の備忘録として、またどなたかのお役に立つことがあればと思い、思い出しながら綴りました。

 

36.8℃。採血。血圧106/62、64拍。
胃部分の痛さはあるけど、張り感はなし。


朝食:味噌汁、すいか、牛乳
昼食:味噌汁、カボチャサラダ、蒸しケーキ
夕食:キャベツムース、寄せ鍋の豆腐、桃ジャム

 

食べる量が少ないかして、なんだかエネルギー不足ショボーン
病院内に、見歩く楽しみもないから、なんとなく出不精。
食べられてないので、明日の昼食から「胃切」メニュー → 「胃ソフト」メニューに逆戻り。
(←しかし、胃切メニューってこわいあせる

 

15時から、病院内で「ピアノ&歌」の催しがあるとのことで、別の棟まで聞きに行った。
七夕にちなんだ曲をいくつか。気分転換になったよ。
しかし、入院してはる人々にはいろんな病気の方がいてはるのねと実感。
私なんて、一見しては何の病気なんかわからんよね。

 

お医者さんから、水は飲んでる?って質問。
そういや、あまり飲んでいなかった。
1日、500ml~1L飲めとのこと。
えっー、病人やのにそんなに!?
なんでかっていうと、水で胃が大丈夫かどうか、点滴が必要かどうかを判断したいらしい。
ふーーん。そうなのね。
がんばって飲むようにしますグー

 

抗がん剤の「TS-1」、どんなものなのか調べた。
胃がんをはじめとして、いろんなガンに広く使用されている
フルオロウラシル(5-FU)という抗がん剤を、

より効果高く、そして副作用少なくした3成分配合の薬。
正式には、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合カプセル剤薬という。
飲み方は、1日朝夕の食後に2回、それを毎日28日間のみ続け、

その後14日間はお休みする。


気になる副作用だが、まず自覚症状としては、何といっても「吐き気」
これが飲み始めて1週間ほどですぐ出るよう。
1-2週間では、食欲不振、口内炎、発疹
2-3週間では、下痢、色素沈着、貧血が現れるとある。
何ともしんどそうだわ。。。


自分ではわからん副作用としては、

白血球減少、血小板減少、ヘモグロビン減少、肝機能のパラメーター上昇等。
白血球が減少したら、風邪なんか引きやすくなる。
血小板が減少したら、内出血、鼻血がでやすくなる。
ヘモグロビン減少では、手足が冷たくなったり、めまい、立ちくらみなんかも起こる。
あら、あら、あら、、、、もう大変だわさガーン
こんなんを1年間も??
もちろん、投与された患者さん全員に起こるってことでもないやろし、

すべての症状が現れるってことでもないやろうけど、

でも、でもね。。。

 

で、TS-1を飲んだら生存率はどれだけUPするのか?
II、IIIステージの胃切除患者の5年生存率が10%向上しているとか。
10%上がるといっても、私個人の確率が、今70%やから80%になるよって言うものではない。
私が生きるか死ぬかは、100%か0%だ。
それに、これを飲んだからといって、必ず私の%が10%上がるってものでもない。
私にとっては、1%やったか、5%やったかもしれん。
ホント賭けやねぇルーレット


人生って、日々選択やなあ。
小さいことから、大きなことまで、いろんな選択があるけど、これって結構大きいよね?
大きいというか、なんかわからんのに決めなあかんってのが、悩むとこですわな。

 

まあでも、私の場合、先生がTS-1はしないってゆーてはるし、
したところでの効果がどれほどあるか不明てことやし、
手術は完璧!ってゆーてもろてるし、
人一倍、痛がりで、しんどかりなんで、せんでええならしたくないし、
周りからも、せんでええのとちゃう?って言われたので、せーへんとこかなあっと。
(その後、やはりTS-1投与はしませんでした)

 

夜に下剤とロキソニン。
やはり右上の傷が一番痛い。引っ張られる感じ。
夜は台風の影響で、風と雨がすごい。明日、山鉾巡行なのに、大丈夫か??