光と影と金色との関係 | 日本文化、世界の歴史・健康・ミライにチャレンジ

光と影と金色との関係

きらびやかに見えれば、みえるほど
その裏では、孤独や人には見せない努力や苦悩も受け入れているという事実があります。



この唄を子供のころ聴いた時 不思議に思ったことを思い出しました。


“金襴緞子の帯しめながら、花嫁御寮は何故泣くのだろ”

文金島田に髪結いながら、花嫁御寮は何故泣くのだろ
   
あねさんごっこの花嫁人形は、赤い鹿の子の振袖着てる

泣けば鹿の子の袂が切れる、涙で鹿の子の赤い紅にじむ

泣くに泣かれぬ花嫁人形は、赤い鹿の子の千代紙衣装 



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この唄は花嫁として嫁ぐ喜びを表しているわけではなく
生家を離れる一抹の不安と寂しさを表しています。


挿絵画家の蕗谷虹児が作詞した唄ですが
幼少期に京風美人と言われた母を亡くし、青年期には人妻と不倫するなど繊細で破天荒な人生を歩んだ人でもあります。蕗谷虹児は竹久夢二との出会いにより美人画を描くようになり活躍しました。


仕事で、脚光を浴びながら “光が強くなればなるほど闇もまた強くなる”というように葛藤を抱えてもいたようです。


色彩心理では、金色は栄光、達成などの意味もありますが、もうひとつ深い混乱や孤独による苦悩までの意味もはらんでいます。




物事は、表裏一体です。
ポジティヴな方に意識を向けるか
ネガティヴに意識を向けるかで歩むべき道が分かれるとしたら



全てを受け入れて嫁ぐ花嫁のように潔くなることも大切なのかもしれません。