嫉妬と緑と自然淘汰との関係

嫉妬のことを“緑の目”と表現したのは、シェークスピアです。
オセロー、そしてヴェニスの商人のところで使われています。



green eye 　嫉妬
green-eyed　　嫉妬深い
green-eyed monster　嫉妬

英語では、嫉妬を「グリーンアイド・モンスター」といいます。







では、何故？嫉妬と緑色の目が関係するのか？
推測するに



目の中にある角膜と水晶体に栄養を満たす房水が何かの原因で濁ったときに瞳が青っぽく、緑色に帯びて見えます。これは、緑内障という目の病気です。
この病気が進行していくと視野が狭くなり失明にまでいたります。
そして、嫉妬しているとき私たちは周りに対しての視野も狭くなるはず（緑内障も視野が狭くなる症状がある）



何故なら、自分の感情の激しさにパニックになっているためです。
嫉妬をしている時の人の行動は、男女で対応に違いがあります。



女性は、嫉妬している相手に対して“無関心を装う”
男性なら嫉妬にかられて“相手を捨てることが多い”（自尊心の修復とメンツにこだわるためらしい）
自分に自信がなかったり精神的に不安定だったり過度に依存していると嫉妬も強い。




もちろん、色彩心理でも“緑”には嫉妬という意味があります。




そして、何故に嫉妬という所有欲が存在するのか
遺伝子（染色体）に組み込まれているのには理由があるのかもしれません。



嫉妬深い男性は一生懸命に周りの男性からパートナーを守る（そのため自分の子孫を残し遺伝子を残す確率が上がる）
嫉妬深い女性は、他の女性からパートナーを守る（そのおかげで保護や報酬を充分得られ子供の生存確率が上がる）


もしかしたら嫉妬（所有欲）が強い固体が高い確率で子孫を残し、嫉妬によって自然淘汰から生き残ってきたのかも




なので嫉妬と緑と自然淘汰との関係は、進化の過程で必要不可欠な感情だったのかもしれません。