前記事の動画をUPしてから
動画を作成する際にいつも使用している
「Windows Live ムービーメーカー」が使用できない状態になりました。
解決方法が提示できれば誰かのお役に立てるかもしれませんが
現在進行形で未解決であるために
現象をだらだら連ねるのみの役に立たない自分用覚書記事となっております。
同じような現象でお困りの方が
私が試してみた方法で解決されることもあるかもしれませんので
調べたことや試したことを順を追って書いていこうと思います。
もしかしたら「これなら解決方法知ってるよ!」という
素敵な方が颯爽と現れるかもしれませんし…(淡い期待)
アドバイスなどありましたら宜しくお願い致します。
「Windows Live ムービーメーカー」で動画作成すると音が小さくなる問題に悩む
以前から「Windows Live ムービーメーカー」で動画を作成すると
音楽の音量が小さくなることに困っていました。
音量調整はできるはずなのですが
音量は見かけ上「最大」になっていてそれ以上には調整できませんでした。
(現在環境が用意できないためうろ覚え)
これは最新バージョンを使っていなかったことが原因でした。
アップデートがないか見に行くのは基本中の基本な気がしますが
私のメインのOSはWindows7(Ultimate)ですが
Windows7、Windows8、Windows Server2008R2向けに
「Windows Live ムービーメーカー」ではなく「Windows ムービー メーカー」という名称で
新バージョンがリリースされているとのこと。
(Windows Essentials 2012に含まれます)
早速「Windows ムービー メーカー」をインストールしてみる
※以下、「ムービーメーカー」と略します。
最新バージョンをインストールしたところ音量問題はさっくり解決♪
実際の音量は大中小でいうところの中の位置に設定されていたことを確認。
そりゃ音が小さくなるわけだわね。
そして音量調整も可能になった。
他に動画の質も高いものに設定できたり
様々な便利機能が増えているし見易くなっている。
wmv形式だけでなくmp4形式でも作れるようになった。
しかし問題発生
構成する素材に動画が含まれていると以下の現象が起きる。
・ストーリーボード上で再生部位の選択不能
・プレビューモニターで再生不能(動画の位置でストップした後フリーズ)
・メニューの選択は可能
・しかし何らかの操作をすると
「処理の完了に時間がかかっています。
この処理をキャンセルして、ムービーメーカーを閉じますか」
というダイアログが出る。
・「はい」を選択しムービーメーカーを終了させても
タスクにはプロセスが残り続けている。
・「いいえ」を選択した場合、かなり待ってから
「ムービーメーカーが予期せずに終了しました。
ムービーメーカーを再起動してから、もう一度やり直してください。
(エラー:0xc9460025)」というダイアログが出る。
・「アクティブ化コンテキストの生成に失敗しました」以外のエラーログなし。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/976229/ja
(リンク先の説明通りこれは問題のないエラーです)
音楽と画像だけでは再現せず。
動画が含まれると再現される。
動画の種類はmp4、avi、wmvの3パターンで検証してみたがすべて再現。
5秒程度の動画でも同様。(長さは関係ない模様)
調べてみたこと
・システム要件をすべて満たしていることを確認。
Windows Essentials 2012 のシステム要件
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-essentials-2012-system-requirements
・念のためアンインストール&インストールしてみるも変わらず。
・Microsoftコミュニティの参照
音楽を追加するとムービーメーカーがフリーズする
Windows live ムービーメーカーで「処理の完了に時間がかかっています」が出て困っています。
ムービーメーカー エラー:0xC9460025
ムービーメーカーが動きません。
上記の4つの記事を参考に以下を確認
メモリ不足の疑い
→メモリは不足していない。
デジタル著作権管理 (DRM) で保護された
ビデオや音楽ファイルを使用することはできない
→デジタル著作権管理で保護されたビデオは使用していないことを確認。
ムービーメーカーではビデオファイルをサウンドトラックとして利用できない
→ストーリーボード上でビデオが音楽アイテムとして
表示されていないことを確認。
ムービーメーカーで使用できるファイルの種類に含まれるものか
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-live/movie-maker-file-types-faq
→ここに記載があるため含まれていることを確認
ビデオドライバが最新でない
→最新であることを確認。
※ドライバのアンインストール&インストールは行わず。
コーデック不足の可能性
→コーデックについては未調査。
再生だけでなく、編集のためのコーデックも存在するとのこと。
コーデック競合についても未調査。
・仮想マシンにWindows8.1を入れてムービーメーカーをインストールしてみる
(Windows8.1なのは余っているWindows7がなかったため)
→OSが違うため検証にはならないが8.1の場合は初期状態のまま
特にコーデックなど意識せずに動画も扱えて動作に問題はなかった
古いWindows Liveムービーメーカーに戻そう
何が原因だか私の知識程度で解決しないため
コーデック絡みなど後でゆっくり調査することにして
動画編集ができないと困るので
傷が浅いうちに取り敢えずシステムの復元により以前の環境に戻すことに。
しかし、アンインストール前時点まで戻したものの次のようなエラーが
「ムービーメーカーの実行に必要な特殊効果ファイルが破損しています。
コントロールパネルのプログラムのアンインストールをクリックして、
ムービーメーカーを修復してから
Windows Liveおすすめパックをダブルクリックしてください」
システムの復元をして不具合が出たことは初めてなので地味にショック。
まぁノーリスクじゃないし、想定の範囲内ではある。
そんな日もあるよねー…
修復を試みるも状況は変わらず。
以前のバージョンの配布は既に終了しているためここで手詰まり。
となるとOSを再セットアップするぐらいしか選択肢がないのですが
とっても面倒なのでやりたくない(笑)
まっさらな状態でインストールしたら気になってるコーデック類もすっきりして
ムービーメーカーも動くのではないかという気はしているんですけども…。
今後は仮想マシンで編集する…というのもアリだけど
使えそうなフォントも入れてないしどうしようかなぁ。
メモリも食いそうだなぁ。
…と思って他の動画作成ソフトに浮気してみました♪
NCH SoftwareさんのVideoPadをお試しで使ってみました
本題から外れて余談になりますが
使い方の説明なんて読まなくても直感で操作できるものは素晴らしいです。
有料ソフトだけあってもっといろんなことができるし作り込めそう。
…とは言え、今のところ絵に歌詞をつける程度のことしかやってないので
動画に力を入れる気はあまりなかったのですが…。
でももし買うならちょっと頑張ってみようかな。かな。かな。
まだ迷ってます。
もしムービーメーカーを諦めて
VideoPadにするなら編集したくなった場合は
今まで作った動画を作り直さないといけなくなるなぁ。
追記:後で気づきましたが、右クリックに勝手にメニューを作ってしまったり
あまり挙動が宜しくないソフトのようです。
なので「aviutl」で作ることにしました。
長くなったので今日のまとめ。
・「Windows Live ムービーメーカー」で動画を作ると音量が小さくなる
→最新バージョンの「Windows ムービーメーカー」にすることで解決
・私のメインPCでは「Windows ムービーメーカー」で動画を扱うことができず
結局新バージョンは使うことができなかった
(原因は不明だが未調査のコーデック絡みかもしれない)
・システムの復元により「Windows Live ムービーメーカー」に
戻すことを試みるも撃沈
・Video Padを使ってみたらとても簡単なのに良いものが作れそう♪
追記:後で気づきましたが勝手に右クリックメニューを作ったり挙動が宜しくないソフトでした。
なので「aviutl」で作ることにしました。
追記
OSインストール初期状態と現在の状態のコーデックを比較
(前提)
※問題が発生した環境…リカバリしてからいろいろ突っ込んだWindows7
※使用しているコーデックを表示する方法
「Windows Media Player 12」を起動
「ヘルプ」-「バージョン情報」-「テクニカルサポート情報」リンクをクリック
Windows7をインストールした時点のビデオコーデックと
問題が発生した環境である現在のビデオコーデックの内容を比較してみる。
→ ・問題が発生した環境のビデオコーデックにのみ
「Xvid MPEG-4 Codec」が追加されている
・その他のコーデックは全てバージョンが異なる
問題なく動いた仮想マシン(Windows8.1)のビデオコーデックと
問題が発生した環境である現在のビデオコーデックの内容を比較してみる。
→ ・問題が発生した環境のビデオコーデックにのみ
「Xvid MPEG-4 Codec」が追加されている
・その他のコーデックは全てバージョンが異なる
Xvidとは、Divxが有料化されることに反対した有志により
オープンソースで開発されたフリーのビデオコーデックであるとのこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Xvid
バージョン以外の相違はこのXvidコーデックのみであるため
コーデックが原因であるならこれである可能性は高いと思う。
ムービーメーカーはXvidコーデックのものを
再生できないという情報もチラ見したので
XvidとDivxが両方入っていることで
競合してしまってることが原因??とか?
固まるのがmp4だけじゃないトコロが何ともだけども。。
Xvidを入れた日の記憶もなく。モノは良いものっぽいけども。
なきゃないで足りないって出るだけよね。
じゃあアンインストールして試してみよう。
って思ったのですがプログラムの追加と削除一覧に
「Xvid MPEG-4 Codec」が見つからないのですが
貴方様はいったいどちらに…???
今日はここまで。
(つづく)
追記2
対象ファイルが使用しているコーデック調査
そもそも「Xvid MPEG-4 Codec」は使われているのか?
ということが気になって、エラーの出るwmvファイルを再生する時には
どのデコーダが使われているのか調べてみました。
Microsoftから提供されているツールで
「GraphEdit」というものを使えば調査できるようです。
Microsoft Windows SDKに入っているようです。
GraphEdit
http://www.digital-digest.com/dvd/downloads/showsoftware_graphedit_141.html
(リンク先は「GraphEdit」単体を入手できる場所)
<参考>
DirectShowについて
https://ja.wikipedia.org/wiki/DirectShow
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc369391.aspx
エラーが出たwmvをドラッグしたところ
ビデオコーデックは「WMVideo Decoder DMO」を使用している模様。
「Xvid MPEG-4 Codec」は使われていないという認識で大丈夫なのだろうか。
DirectShow Filter メリット値の確認
使用されるデコーダには優先順位があり
メリット値という値が大きいものほど優先的に使用されるとのことで
次のツールを使い念のためメリット値を参照してみる。
DirectShow Filter Tool Version 1.7
http://hp.vector.co.jp/authors/VA032094/DFTool.html
(このツールでメリット値の編集も可能です)
参照してみた結果
「WMVideo Decoder DMO」のメリット値…0x00800001
「Xvid MPEG-4 Codec」のメリット値…0x00800000
「GraphEdit」の結果通りで「WMVideo Decoder DMO」が優先されている
という解釈で大丈夫だろうか。
覚書として。
デフォルトのデコーダーをラジオボタンで簡単に設定することができる
「Win7DSFilterTweaker」というツールもあるようです。
ちなみに。
wmv同様にエラーが出る以下のファイルをGraphEditにドラッグした結果。
・aviファイル
avi→AVI Splitter→MJPEG Decompressor→Color Space Converter→Video Renderer
(オーディオコーデックの情報は省略)
・mp4ファイル
エラー
Could not construct a graph from this fille.
-Have you installed all necessary filters?
-Note that the 'Render File' menu option cannot render *.GRF files.
ファイルを再生できません。この形式はサポートされていません。
(Return code: 0x80040265)
※Microsoftサポート技術情報より
GraphEdit (.grf) ファイルを開く IGraphBuilder::RenderFile メソッドを
使用する場合はエラー 0x80040265 が返されます。
(私用覚書。未調査)
(つづく)