空中聴音機 | 【 未開の森林 】

空中聴音機

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ふとしたことで見つけた写真。チューバのような巨大な管楽器の列は、第一次世界大戦の頃、レーダー技術が開発される前に活躍した空中聴音機です。右下に昭和天皇裕仁の姿が見えます。

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1880年、英国のマイエル教授によって発明された空中聴音機は、海軍の船が霧の中でも航海できるように作られました。耳に入る部分を見てみると、医者が使う聴診器と似ていますね。

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10km以上離れた場所の飛行機が聞こえたそうです。

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第二次世界大戦中にも開発が進められた空中聴音機ですが、高速の飛行機の探知には精度が及ばず、大気の状態によって誤差が生じたため、レーダー技術の登場とともに姿を消しました。

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【参考サイト】

日本の空中聴音機
Acoustic Location and Sound Mirrors
音響鏡を利用したリアルタイム音源表示装置