キノコに関する興味深い研究論文を見つけました。英国で癌研究のために最も多くの助成金を提供している Cancer Research UK という振興財団のサイトに「薬用キノコ:その治療効果と特に癌治療における医学的な応用」と題された論文が公表されています。
Medicinal mushrooms: their therapeutic properties and
current medical usage with special emphasis on cancer treatments
第3章「薬学的に重要なキノコ類」のなかで、シイタケ(椎茸)についての記述があります。シイタケが健康に良いということは子供の頃から聞いていますが、それを医学・化学・生物学の視点から説明されると、改めてシイタケの治癒能力とは素晴らしいものだと気付かされました。
シイタケを含む薬用キノコの多くには、マクロファージ・ヘルパーT細胞・NK細胞といった、人体の免疫細胞を活性化する「多糖類」と呼ばれる成分があり、様々な病気の予防と治療に応用価値があります。キノコの各種が持つ薬用効果を列挙した一覧表によると、シイタケには以下の作用があるとされています。
抗炎症・抗腫瘍・抗ウイルス・抗菌
血圧安定・血糖調整・コレステロール低下
腎臓の強壮・肝臓機能の保護・精力増強
シイタケに含まれるβ-グルカンという多糖体が、癌治療に有益であるとして注目を集めていますが、腫瘍や癌細胞そのものを攻撃するのではなく、人体の免疫組織の補強を通して間接的に効果をあらわします。そのため、従来の癌治療(手術・化学薬剤・放射線など)と併用されることが多いということです。
また、シイタケは生活習慣病の予防、病原菌に対する抵抗力の向上といった、全般的な健康維持に役立ちます。
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中国・日本・韓国などで伝統的に食用とされているシイタケですが、ロシアでも大量に生産されており、主に漬け物として売られているそうです。漢方でよく言われる「医食同源」の典型的な例として、もっとシイタケを毎日の食事に取り入れていきたいものです。
なお、近年では中国産のシイタケから残留農薬が検出されているので、国産の無農薬・原木栽培されたものをお薦めします。
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最後に、インターネットの数ヶ所で紹介されていたレシピをどうぞ・・・。まだ試していませんが、写真を見ただけでも美味しそうですね。
「シイタケ・牛肉・アスパラガスの炒め物」
【 材料 】
500g 牛肉の薄切り
500g アスパラガス
500g シイタケ
半カップ 鶏肉の煮出し汁(ブイヨン)
大さじ3杯 醤油
大さじ3杯 料理用の赤ワイン
大さじ3杯 ニンニク (x2)
大さじ3杯 ショウガ (x2)
大さじ2杯 発酵黒大豆
大さじ1杯 植物製油 (x2)
大さじ1杯 唐辛子ソース
大さじ1杯 コーンスターチ
小さじ1杯 ゴマ油
【 調理方法 】
1)シイタケとアスパラガスを切り刻む間、牛肉を醤油・ワイン・ニンニク・ショウガ・コーンスターチに浸しておく。
2)フライパンで油を加熱する。牛肉と汁をほとんど完全に料理した後、脇に置いておく。
3)フライパンで油を加熱する。ニンニク・ショウガ・発酵黒大豆を約1分、匂いが立ち上がるまで炒める。
4)アスパラガスとシイタケを加え、約3分、柔らかくなるまで炒める。
5)牛肉と汁、鶏肉の煮出し汁(ブイヨン)、唐辛子ソースを加える。
6)フライパンに蓋をして、数分、低温で煮る。
7)醤油とゴマ油を適度に振りかけて、炊き立てのご飯に添える。