1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2009年11月06日

道端で見つけたカード

テーマ:ふとした呟き
【 未開の森林 】

仕事に行く途中、街角に落ちていたカードです。なぜか時々、トランプの一枚を歩道で見つけることがあるのですが、これは普通のカードとは違った絵柄だったので目を引きました。

テキサスに住んでいた頃、タロット占いをする親友がいました。60歳ほどの初老の女性だったのですが、グアテマラやエクアドルといった国々を一人旅した時期があったり、喫茶店で絵画の展示会を行ったり、地元の詩人達を集めて雑誌を発行したりと、色々と創造的な活動をしていた人でした。彼女から聞いたことによると、南米では手相やタロット、星占いなどに人気があり、それを商売としている人が少なくないそうです。また、タロットのデッキが手元にない場合は、普通のトランプを使うこともできるということでした。ハートのエース、スペードのジャックといった、それぞれのカードに象徴的な意味があるという訳です。

「占い」というものは、文化人類学やユング心理学の視点から見て、自己の無意識という不可視の領域との対話を試みる行為なのではないかと考えています。それは将来の出来事を予見するというよりは、現在の自身の心理状態について理解を深めることだろう、と。また見方によれば、個人の無意識は深いところで共同無意識につながっており、さらに深く行けば世界の心、自然の叡智そのものを根源としていると言えます。そういった世界観からすると、占いとは自分の心の中から何らかの答えを引き出す方法として、解釈が通るのかもしれません。

北米のアメリカン・インディアンについての本で、昆虫のアリの生態を観察することによって天気の予想ができるという話がありました。自然というものは、どの一部分をとっても、周りのもの全てに相互的に関連しているという「つながり」があります。それは例えば、飲み終えたお茶のコップの底にたまった茶滓の模様には、今ここの世界の状態が反映されているということと同じである。しかしそう言い切るには、論理の短絡があるというか、信仰の飛躍が必要でしょうね。

不思議なことに、上のカードを拾った数分後、彼女から電話がありました。つい今、僕から電話があって彼女が応える前に切れたから、かけ直したということでした。しかし僕は彼女に電話をかけてはいませんでした。そこで僕は見つけたカードのことについて彼女に伝えました。「このカードの面にある二つのハートは、僕たちを意味しているんだろうね」と。
同じテーマの最新記事
2009年11月01日

火星の表面

テーマ:自然の産物
【 未開の森林 】

1975年の9月、地球から発射されたバイキング2号は、333日の飛行の後、火星に到着しました。上の写真は、火星のユートピア平原に着陸したバイキング2号ランダーからの映像の一枚です。着陸の際、脚の一本が岩の上に乗ったため、ランダーは少々傾いた状態でした。

画面右にある円筒状の金属缶は、火星表面の地質サンプルを採取するための器具です。その左の方に、サンプラーが掘った溝があります。岩の多くに見られる凸凹は、これらの岩が形成された際、溶岩に含まれていたガスの泡によるものだとされています。

写真が赤っぽく見えるのは、火星全体を覆う赤い埃のためです。アリゾナの砂漠みたいな風景ですね。

【 未開の森林 】

火星と言えば、よく話題に上がるのが、同じくバイキング1号から撮影された、この写真です。中央上部の岩が人間の顔のように見えるということで「火星にはかつて高度文明が存在していた証拠だ」とする説があります。

【 未開の森林 】

1996年、NASAの火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーに搭載された、高解像度のカメラによる写真。「火星の人面岩」があるとされるサイドニア (Cydonia) 地域を映しています。

【 未開の森林 】

横から見ると、人の顔ではなく、ただの丘であることが分かります。月の表面に見られるウサギのようなものだったんですね。それにしても、火星の表面をここまで鮮鋭に見ることが出来るというのは不思議に感じます。

【 未開の森林 】

【 未開の森林 】

火星の表面は、ぽったりとした濃い絵の具を、壁に投げつけたような質感がありますね。遠い昔、火星はもっと熱い惑星で、表面はどろどろとした溶岩に包まれており、その流体的な動きが徐々に固まったのが現在の姿であると想像できます。

【 未開の森林 】

こうして技術が発達するによって、人類の視野も広がっていくんですね。
2009年10月27日

ロシアの古い硬貨

テーマ:身近な小品
【 未開の森林 】
表側

【 未開の森林 】
裏側

1914年と言えば、第一次世界大戦が勃発した年でもあります。遥かな昔のようにも感じますが、意外にそれほど前の事ではなかったのかもしれませんね。こういった古い物品というのは、時の流れが滲み込んでいて、手に握るだけで色々と想像が膨らみます。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>