ブロンズプレート製作。 | ギター工房Eleven Guitars

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Eleven Guitarsの製作やリペアの工程を面白可笑しく紹介します。

先日ご紹介させて頂いた、エッチング



お世話になっているバンドマンから、バンドロゴを入れたプレートをベースアンプに取り付けたいとご依頼が。




使用するのはブロンズ(銅)板。

100mm×50mmに切り出し使用します。




すこし赤みがかった金属で、磨くと鈍い光沢が渋い金属ですね。
10円玉に使用されている事でもおなじみ!!


…と言ってしまうと何となく価値が下がるので内緒です。








さっそく穴あけを。



木工とは違った難しさがありますが、基本は同じですね。

さくさくっとビス穴を4箇所に。






外周エッジも滑らかに削りました。






土台が完成したので、文字入れに移ります!!







頂いたバンドロゴがこちら。




シンプルですが、思いのほか解像度が低く、少し処理に苦労しましたが、なんとかマスキング用のデータを製作。



これだけでは寂しいので、デザインを足します。
エレガントかつスチームパンクなイメージで。








いきなりエッチング完了です。
この後の磨き加工の為に、少し浅めに。




こんな感じに。


金属の写真って難しい…
AFだと反射物にピントが合うので、MFで撮るのですが、その分作業が止まるので煩わしい!!





磨き後、塗装を施します。



シンナーで脱脂後、金属用のプライマー+クリアを塗布。



小キズがありますが、今回、磨き・塗装共に、「溝」にのみ焦点を合わせているので問題ないのです。



溝のみ完璧に綺麗になればOK。




なぜならば!!







ヘアライン加工しちゃうからです。



♯1500のペーパーを使用し、髪の毛の様に細かいキズを一定方向に付けます。

実際は髪の毛よりも細いのですが。

「キズ」も、規則性を持ってしまえば、もはやデザインです。




ペーパーを当てる際、エッチングで溝が出来ているので溝にはペーパーが当たりません。
溝の部分の光沢が残るんですね。
当然、溝のみ塗装が残りますので、空気、水に触れる事はありません。
酸化せずに光沢が持続してくれます。


ヘアライン加工を施した部分、塗装を施した溝の部分とのコントラストが綺麗に出る様にしているのですが、無塗装部の経年変化が楽しめる加工でもあります。


今回はヘアライン加工を施しましたが、もちろんお好みに合わせて、ピッカピカの鏡面仕上げもお選び頂けます。






比較物が無いのでスケールを置いてみました。



1目盛りが1mmの定規です。




ズームしてみます。



ご覧の通り、0.5mm程のラインでも問題なく加工出来ます、恐らく0.1㎜程まで対応出来るかと。




今回はプレートを制作しましたが、金属製ピックガード等にも全く同じ加工が出来ます。
現在ピックガードも製作しておりますので、完成次第ご紹介させて頂きます。




ご利用ありがとうございます。
ご満足頂けましたら幸いです。秋元






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