富士山を走る:100年以上の歴史! | 多摩川マラソン日記

富士山を走る:100年以上の歴史!

最近、トレイルランニングが「新しい競技」と良く聞きます。
その定義が危険だと思います。
名前が変わった。そして、流行する距離も変わった。
しかし、昔から「登山競走」や「山岳マラソン」が存在しています。


特に、富士山に関しましては、走る文化が有り、その文化を失わないことも大事だと思います。
富士山が世界遺産になったから、富士山で走るべきでないとか、いろいろ聞きます。

実は、富士山を走るのは、100年以上の文化が有ります!
最初に開かれた「富士登山競走」(今の同名の大会と無関係)は、御殿場口五合目太郎坊から富士山頂までの速さを個人で競う競技でした。
その大会は、なんと1913年7月25日が初めて!

なんと100年以上前です!


また、同じ静岡県では、富士登山駅伝(麓から山頂まで往復する駅伝の大会)が1925年から始まった


多摩川マラソン日記
山梨県側で開催されている富士登山競走 だって、今年は67回目ですよ!
開始は1948年です。


それに比べて、五合目までの有料道路が開通したのは1964年(山梨県側)と1970年(静岡側)ですので、五合目からの登山文化が始まる半世紀前から競走が始まっていたよ!

やはり、この古い競走の歴史をアピールするべきです。
富士山は世界文化遺産です。
世界自然遺産では有りません。
(自然を大事にするのは富士山でも、他の山でもみんなの義務ですが)
富士山を舞台に行われている競走もその文化の1つですので、その歴史を忘れずに、守っていくのは大事だと思います。

勿論、ハイカーさんをはじめとする、他の利用者を尊敬し、譲り合う精神も忘れずにですが。


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