今日は父親の誕生日にトゥルースリーパープレミアムをプレゼントしました。
うちの父も69歳、体力の衰えは否めませんが、お客様に対する真摯な姿勢は、まだまだ勉強させていただくことが多くあります。
若いお客様が増え、父は世代の異なるお客様を相手にすることに些か、困惑しております。
「こんな、禿げた爺さんに若い子もシャンプーされたり、顔を剃られたりするのは嫌なんじゃないのか？」「おれはもうこの店にいらないのではないか？」
こんな言葉を聞くたびに、私は父の背中をしっかりと見届けようと心に決めました。
仕事にプライドはもっているが、客層が全く違ってきていること。
自分のお客様が年を追うごとに少なくなってきていること。
この狭間で、職人としてのプライドを持ち続けることは並大抵のことではありません。
お客様は神様ではありません。僕はお客様と対等な関係が1番良いと考えております。
父が仕事がしやすくなる環境が、お客様にとって良い環境で施術を受けられる当店の最高のおもてなしと、僕は考えております。
父と祖父が残してくれた素晴らしいお店を、いつまで父と楽しく仕事できるのかなと、父の背中をまだまだ見続けていたい息子。
老いに抗えない、クソ真面目な父をまだ暫く見ていたい。
いつまでも父は自分の師匠であってほしい。
最近、私にとって、父は憧れる存在だったのだと初めて感じました。
34年間、この人を超したい。追い抜きたい。そんな息子が無意識のうちに抱いていた幼い感情をまだまだ大切にしまっておこう。
