2014 高校総体 5000m 予選3組 | 陸上長距離、駅伝あれこれ

陸上長距離、駅伝あれこれ

主に大学生の長距離レースについての記事を書いていきます。

1着 14:23.71  [1244] ポール カマイシ (2) 世羅 / 広 島1位、中国1位
2着 14:44.12  [1444] 鬼塚 翔太 (2) 大牟田 / 福 岡1位、北九州1位
3着 14:44.73  [151] ジョン カリウキ (2) 青森山田 / 青 森1位、東北3位
4着 14:44.79  [1708] 田中 龍太 (3) 鹿児島実 / 鹿児島1位、南九州1位
5着 14:45.91  [226] 中村 大成 (2) 東北 / 宮 城3位、東北6位

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6着 14:46.39  [354] 梶谷 瑠哉 (3) 白鴎大足利 / 栃 木1位、北関東1位
7着 14:49.13  [1544] 大坪 桂一郎 (2) 鳥栖工 / 佐 賀2位、北九州4位
8着 14:55.57  [48] 新関 友基 (3) 札幌山の手 / 北海道5位
9着 14:57.02  [1271] 花田 凌一 (2) 西京 / 山 口2位、中国6位
10着 15:04.88  [907] 角出 龍哉 (3) 伊賀白鳳 / 三 重3位、東海5位
11着 15:11.57  [796] 茂川 聖真 (3) 島田 / 静 岡5位、東海6位
12着 15:15.85  [698] 長沼 大智 (3) 佐久長聖 / 長 野5位、北信越6位
13着 15:20.47  [967] 小澤 直人 (3) 草津東 / 滋 賀1位、近畿1位
14着 15:26.76  [410] 館澤 亨次 (2) 埼玉栄 / 埼 玉1位、北関東4位
15着 15:26.92  [1355] 青井 晃生 (2) 今治北 / 愛 媛2位、四国6位
16着 15:34.06  [520] 斉藤 寛明 (2) 久我山 / 東 京1位、東京6位
17着 15:37.71  [1557] 坂口 裕之 (3) 諫早 / 長 崎1位、北九州5位
18着 15:46.74  [81] 河上 遼太郎 (3) 東海大四 / 北海道4位
19着 15:53.91  [1400] 竹内 真 (3) 松山工 / 愛 媛3位、四国3位
DNS [1149] 東島 清純 (3) 米子松蔭 / 鳥 取1位、中国4位
DNS [1663] 廣末 卓 (3) 小林 / 宮 崎1位、南九州2位
DNS [360] 塩尻 和也 (3) 伊勢崎清明 / 群 馬1位、北関東5位


有力選手が集まり、最終組ということもあってハイペースになると予想していましたが全くの大外れ、廣末選手が棄権した影響もあるとは思いますが牽制による牽制で全国の舞台としては超スローペースとなりました、ロンスパ合戦で負けた選手らはちょっと勿体なかったなと思います。

カマイシ選手は最初は集団の中で走っていましたが1600m手前で抜け出すと差を広げ全く力を使わずにフィニッシュ、道中もかなりリラックスして抜いて走っていたように見えました、やはり優勝候補筆頭だと思いました。

鬼塚選手は最初は中団、1800mほどで集団先頭にとりつき2600m過ぎからはずっと集団を引っ張っていました、ラスト1周で前のカリウキ選手を猛追、直線で捉え2位フィニッシュ、さすがのスパートだと思いましたがこれ結構力使っているなぁと思いました、まぁでも鬼塚選手にとって予選においてはこの戦い方が最も安全だとは思います。

カリウキ選手はカマイシ選手についていかず集団の中で走っていました、3000mで抜け出すと差を広げますが後半は広がるどころか縮まってしまい直線で鬼塚選手につかまってしまいました、東北大会に引き続き日本人選手に負けてしまいました、やや抜いてる感はありましたがちょっとこれは厳しいのではと思いました。

田中選手は最初から鬼塚選手に代わるまでずっと集団を引っ張っていました、その後もピッタリついていき鬼塚選手のスパートにも完全に対応、直線でやや離れましたが抜いてる感もあり決勝でもいけそうな気がしました。

中村選手はずっと集団前目につけていました、ラストのスパート合戦では前の二人にはやや離されたものの梶谷選手に完勝、ちょっとこれは1500mでも見たいと思いました、ただかなり全力での走りに見えましたので決勝はどうかなと思いました。

梶谷選手は1500mからの連戦、ずっと前目にいました、スパートにも反応しいけると思わせましたがコーナー手前で離されてしまいました、スパートもある方だし連戦で消耗したくないというのもあるだろうし仕方ないかもしれませんが梶谷選手の力からするともっとペースが速い方が良かったのではと思ってしまいます。

大坪選手は中団前目につけてラストまでついていきました、スパートにもなんとか対応していましたがバックストレートで離されてしまいました、それでも力は見せたと思います、鳥栖工の入賞の鍵を握る選手なので今後も注目です。

新関選手は頑張ったと思います、最後方にいたりと温存した走り、道中離されることもありましたが問題なく追いつきラスト1周までなんとか集団に食らい付きました、スパートには全くついていけなかったのですが西京の主力の花田選手をかわすなど粘りました、札幌山の手は都大路で3区終了時に2位にいる可能性あると思います。

花田選手はずっと前目にいてラスト1周まで集団にいました、しかし厳しかったようでスパートには全くついていけませんでした、しかしこのスローで15分を切るなどまずまずだと思います、来年は中村選手と共に入賞を目指して欲しい選手です。

角出選手は4200m手前で徐々に離されていってしまいました、ラストもかなりへばってしまった模様、世羅の優勝が濃厚な今、伊賀白鳳の奇跡の優勝を成し遂げるためには角出選手の力は絶対に必要です、せめてスパート争いまでいって欲しかったのが本音です。

小澤選手はやはり本調子ではないらしく最後方を追走、2600m過ぎに真っ先に遅れてしまいました、しかしそこから粘って6人ほど拾いました、今できるレースはできたのではないでしょうか、しかしながらやはり近畿で素晴らしい走りを見せていただけに好調の小澤選手がここでも見たかったです。

館澤選手は3600mあたりまで集団に食らい付いていたのですがかなりきつそうでした、そこから粘れずに落ちていってしまいました、最近では小笹選手に勝つなど成長著しかったですがちょっと力が出せなかったと思います。

唯一南関東で千葉以外で勝ちあがった斉藤選手、3000m過ぎで離されるとそのまま下がっていってしまいました、まだちょっと波のある選手で好調時との差が激しいような気がします、今年は都大路のチャンスなので駅伝では堅実な走りをできるように頑張って欲しいです。

坂口選手も悪い意味で相当意外でした、3000mでカリウキ選手が抜け出してペースが上がると早くもついていけなくなってしまいました、そこから全く粘れずに17位まで落ちてしまいました、北九州の時からあまり良さそうではありませんでしたが合わせてくることができなかったのでしょう、駅伝での走りに期待したいです。


東島選手、廣末選手、塩尻選手の有力選手達が棄権。

東島選手と塩尻選手は3000mSCに絞るためでどちらも有力選手で楽しみになりました。

廣末選手は1500mが無理をおしての出場だったのでしょう、去年に引き続き日本人トップを期待しましたが残念です、駅伝にはしっかり治して2年連続の1区区間賞を目指して欲しいです。