超黄金世代 | 陸上長距離、駅伝あれこれ

陸上長距離、駅伝あれこれ

主に大学生の長距離レースについての記事を書いていきます。

黄金世代と言えば大迫選手、設楽選手らを擁した大学4年生世代が有名ですが陸上ファンの間ではそれを超える超黄金世代と目されている世代があります。

当ブログでも度々口にしていますが羽生選手を筆頭とする高校1年生世代です。

そんな1年生達を少しピックアップしたいと思います。


・羽生拓矢(八千代松陰)
5000mタイム 14:00.44
全国高校駅伝 3区 区間2位 23:39


皆さんご存知、あの佐藤悠基選手の高校1年生5000m記録を塗り替えたスーパールーキー。
それより圧巻なのは都大路、カマイシ選手に僅か19秒差の2位でドゥング選手には5秒勝ち、日本人2位の田村選手に37秒の差をつける大爆走、今後高校陸上界は羽生選手を中心に回っていくと言っても過言ではないでしょう。

個人的に命名した千葉四天王の筆頭格。


・齋藤雅英(早稲田実業)
5000mタイム 14:23.24
国体少年男子B 3000m決勝 1位 8:25.07
都道府県対抗駅伝 1区 区間11位 20:23


国体で一瞬で鬼塚選手を置き去りにした強烈なスパートが記憶に新しい。
他の選手との比較から今すぐにでもタイムは縮まるはず。
駅伝でもロード適性の高さを証明、特に1年生で都道府県1区11位は素晴らしいの一言。
距離にもしっかり対応しており打倒羽生選手の1番手なのではないでしょうか。


・鬼塚翔太(大牟田)
5000mタイム 14:19.44
全国高校総体 5000m予選2組 9位 14:47.37 

国体少年男子B 3000m決勝 2位 8:25.90
全国高校駅伝 7区 区間2位 14:33
都道府県対抗駅伝 4区 区間3位 14:36


中学時代は有名ではなかったが高校入学後一気に素質が開花した選手。
1年を通しての安定した活躍は羽生選手を上回るでしょう。
国体、都大路とラストに自信を持ちながら更にキレのある選手にやられて惜しくもタイトルを逃しているので来期は是非ともタイトルを狙って欲しいところです。


・新迫志希(世羅)
5000mタイム  14:20.88
全国高校総体 1500m予選1組 10位 3:56.63

国体少年男子B 3000m決勝 3位 8:27.40
全国高校駅伝 4区 区間8位 23:46
都道府県対抗駅伝 1区 区間23位 20:35


中学時代からトップクラスにい続けている世羅の次期エース。
けして悪くはないどころか1年生にしては上出来なのですが他が凄すぎて若干物足りない印象を受けます。
世羅は最近上級生になって伸び悩む選手が多い印象がありますので他選手と切磋琢磨して順調に成長していって欲しいです。


・中村駆(西京)

5000mタイム 14:23.50
全国高校総体 1500m予選3組 6位 3:53.76

国体少年男子B 3000m予選1組 5位 8:32.74

全国高校駅伝 2区 区間21位 8:27

都道府県対抗駅伝 4区 区間9位 14:41


中学時代に比べやや他選手より遅れをとっていた印象がありましたが最近猛追している印象。

国体、都大路とやや不本意な結果が続きましたが都道府県では鬼塚選手に5秒差となかなかの走り。

やや長距離に不安があると見ていましたが最近行われた唐津ロード10kで30:07で5位とかなりの好走。

来期は大爆発必至だと思います。


・松尾淳之介(秋田工業)

5000mタイム  14:11.24
国体少年男子B 3000m予選1組 7位 8:35.88

全国高校駅伝 3区 区間11位 24:43
都道府県対抗駅伝 1区 区間30位 20:44


入学早々10kでとんでもない走りを見せてからずっと注目している選手。

持ちタイムは羽生選手には及ばないものの1年生としては破格の14分11秒とスピードは十分。

松尾選手も1年としては上出来な結果を残しているがやはり持ちタイムからするとやや物足りない印象を受けます。

やや安定感に欠ける印象なので来期は安定して上位で走る姿を見たいです。


・鈴木塁人(流経大柏)

5000mタイム  14:24.05
国体少年男子B 3000m決勝 4位 8:27.80
都道府県対抗駅伝 5区 区間8位 25:04


高校から陸上を始めたようですが1年で驚異的な成長を見せた選手、千葉県で羽生選手の陰に隠れていますが羽生選手に勝って国体出場を決めたのは記憶に新しいです。

超黄金世代の中でも千葉県の1年生はとりわけ素晴らしく勝手に千葉四天王の1人として数えています。

そして都道府県駅伝では最長区間の5区で3年生のエース達と対等に渡り合ったのは衝撃でした。

もしかしたら羽生選手の1番近くに1番のライバルがいるのかもしれません、いやいます。


・關颯人(佐久長聖)

5000mタイム 14:26.07

国体少年男子B 3000m決勝 8位 8:29.91

全国高校駅伝 2区 区間5位 8:13

佐久の次期エース候補。

1年を通して非常に安定して力を発揮しました。

上級生が強かったためエース級との戦いは少ないですが来期はフルでエース級の活躍が期待されます。


太田智樹(浜松日体)

5000mタイム 14:27.41

国体少年男子B 3000m決勝 5位 8:28.17
都道府県対抗駅伝 4区 区間27位 14:57


中学時代この世代において、全中、JO、クロカンと3冠を達成した逸材。

その実績から言うと大分不本意な1年だったと思います。
入学してすぐに5000mを走るも15分オーバー連発でなかなか距離対応が出来なかった様子。

それでも1年目で20秒台まで出したり、国体ではトップレベルの力が健在なのを見せつけました。

トラックではそれなりに結果を出すも駅伝に生かしきれていないので来期は駅伝での活躍を期待したいところ。


・難波皓平(専修大松戸)

5000mタイム 14:30.71


大舞台に立っていないので知らない人も多いと思いますがかなりの注目選手。

トラックで14分台を連発しているのもさることながらロード適性が素晴らしいの一言。

大澤駅伝はタイムが出やすいとは言え10km29:31で見事に区間賞。

羽生選手、鈴木選手と共に千葉四天王の1人、これからの千葉は大激戦でしょう。


・中村友哉(大阪桐蔭)

5000mタイム  14:31.48
国体少年男子B 3000m決勝 12位 9:05.59

全国高校駅伝 7区 区間5位 14:41

兄は3年生のトップクラスの中村祐紀選手、1年時においては兄以上の活躍を見せました。

国体の決勝では失敗してしまったがトラックでもロードでも力を発揮。

兄越えを目指して頑張って欲しいです。


・小林 雄斗(山梨学院大附)

5000mタイム 14:40.55

国体少年男子B 3000m決勝 10位 8:49.16

全国高校駅伝 2区 区間2位 8:10

山梨学院の都大路制覇に大きく貢献した選手。

持ちタイムは40秒台だが力的に20秒台くらいは簡単に出せそうです。

強い上級生が卒業してエースとして引っ張っていく形になるので頑張って欲しいです。



他にも書きたい選手がたくさんいるのですがちょっとキリがなくなってしまうのでこの辺でおしまい。