大きな公園の一部が荻窪城の城址だという道の駅は入浴施設も有する長時間滞在型の道の駅です。
当ブログではライフワークとなりました夏から年末までの一大イベント「関東『道の駅』スタンプラリー2016」(開催期間平成28年4月25日~11月30日)を、今回も独自の視点で楽しんでみようと思います。
蒸気機関車とデカ盛りと道の駅を求めて毎週末、家族旅行しているのにキャンプ歴のない軽自動車キャンピングカー「eK-Camp(ROTUS(ロータス)RV販売 )」銀色テントむし乗りのnorizoです。
半年以上も一緒にお付き合い頂くスタンプラリーを楽しむコツとして、スタンプ以外に楽しむために決まりごとを作っています。
たとえば、試食や公園、資料館の有無などちょっとポイントを絞って目を凝らすとも魅力満載であることに気が付きます。
今回は「地域の魅力が凝縮?特産民芸品コーナー」と「近隣の歴史に触れてみよう」の2点をチェックポイントに楽しんでみたいと思います。
ただ、訪問予定数が165箇所と大ボリュームのため、ひょっとしたら期間内に訪問履歴のご報告が間に合わないかもしれませんが、旅の記録として思い出を共有いただけると嬉しいです。。
※記事の最後に、道の駅の近くにあるデカ盛り店や史跡の情報をリンクしましたので、時間があればクリックしてみてください。
「関東『道の駅』スタンプラリー2016」の訪問155箇所目は、群馬県にある道の駅「赤城の恵(あかぎのめぐみ)」です。
関越自動車道の前橋インターから国道17号線東国文化歴史街道を東に進み、上毛電鉄と併走する県道3号線を道なりに 電気鉄道上毛線の大胡(おおご)駅を目指し、駅手前の堀越町南交差点から北に道なりに進んでいったところに見えてくるスポットです。
まずは物産コーナーで目を惹く男気アイテムの「地域の魅力が凝縮?特産民芸品コーナー」を見てみましょう。
竹細工の見かけないアイテムを見つけたのですが、いったい何に使うものなのでしょう?
スコップのようでもあり、種植えの道具のようでもあるのですが、「民工芸品(税込300円)」と記載されているだけでした。
どなたか使い方を知っていたら、教えてください。
その土地だからこそ、より詳しく歴史をすることができる「近隣の歴史に触れてみよう」と言うことで、近場の城址や館跡を散策してみましょう。
道の駅から2キロほどの小高い田園地帯には「荻窪(おぎくぼ)城址(荻窪南公園/群馬県前橋市荻窪町781付近)」があります。
駐車場はありませんので、訪問の際には注意が必要です。
道路で分断されて2箇所に分かれていますが、当時の土塁や竪堀の跡がみられ、城の復原図なども掲示してあります。
城跡を活かした地形から公園は南北に細長い敷地になっていて湿生植物エリアや釣り池などもあり、施設は古びているながら比較的大きな公園です。
荻窪城は、築城年代は定かではありませんが赤荻(あかおぎ)氏よって築かれました。
文和2年(1353年)には足利尊氏(あしかがたかうじ)の末派で赤荻智宣(あかおぎとものり)が居城していたとする古文書が発見されています。
南北朝時代の大胡城の出城として機能していたと想定されることから築城時期は鎌倉時代と見られます。
赤荻氏についての史料が見つけられなかったのですが、どうやら上野村・黒沢家住宅の黒沢(くろさわ)氏と同じ鎌倉幕府に近侍した葛西清重(かさいきよしげ)を祖としているようで、一族が群馬県各地に所領を得ていました。
戦国時代に関する攻防の史料を見つけることができず、当時の赤荻氏の活躍についても確認することができませんでした。
城址近隣エリアが広く農地化されていることから、早期に帰農していたのかもしれません。
折を見て近隣の歴史資料館を訪問して、もう少し荻窪城と赤荻氏について調べてみたいと思います。
~参考~
飛鳥時代(592年~)
奈良時代(710年~)
平安時代(794年~)
★源平合戦(1180年~)
鎌倉時代(1180年代~)
→築城時期?
南北朝時代(1330年代~)
→赤荻氏居城時期
室町時代(1392年~)
戦国時代(1467年~)
★本能寺の変(1582年)
★全国統一(1589年)
★関ケ原の戦い(1600年)
★大坂冬の陣(1614年)
★大坂夏の陣(1615年)
江戸時代(1600年代~)
★黒船来航(1853年)
★桜田門外の変(1860年)
★大政奉還(1867年)
明治時代(1868年~)
★戊辰戦争(1868年)
大正時代(1912年~)
★第一次世界大戦(1914年~1918年)
昭和時代(1926年~)
★第二次世界大戦(1939年~1945年)
訪問した際には日帰り入浴施設が修理中でお休みでしたが、再開しているそうです。
たまには見晴らしのいい高台で入浴してリフレッシュしながら、地域の歴史に思いを馳せるのも面白いかもしれません。
□道の駅赤城の恵(あかぎのめぐみ)
住所:群馬県前橋市荻窪町437-11
TEL:027-288-0378
開設時間 午前10時~午後6時
休館日:第1・第3火曜、12月30日~1月4日
標高:190m
ウォシュレット:なし
イーモバイル(LTE):◎
無料WIFI:×
公園:大
試食:少
入浴施設:有(第1・3火曜休/10:00-21:00)
近隣のデカ盛り:大嶋屋(約5.9km)・栄久庵(約8.3km)
近隣の史跡:荻窪城(本編)
より大きな地図で 銀色テントむしの「関東『道の駅』スタンプラリー」 を表示
公園、資料館、試食などの調査データはコチラ♪
関東「道の駅」スタンプラリー2012・129箇所目「赤城の恵」
関東「道の駅」スタンプラリー2013・赤城の恵(097/147・群馬)
関東「道の駅」スタンプラリー2014・赤城の恵(125/154・群馬)
関東「道の駅」スタンプラリー2015・赤城の恵(115/161・群馬)
◆ワンポイント◆
「関東「道の駅」スタンプラリー」とは、関東「道の駅」連絡会が主催する道の駅来場者向上に向けた取り組みの一環です。
税込400円のスタンプブックを購入し、関東の道の駅全165駅(短期集中は164駅)のスタンプを押して回ります。
スタンプ帳は1ページごとに1か所の道の駅が紹介されていて、ページによっては期間内に利用できるクーポン券がついています。
期間中にスタンプを10箇所押して応募すると、抽選で450名に特産品引換券1,000円相当が、200名に特産品引換券3000円相当が当たります。
また「164駅短期集中」完全制覇コースは、新らしく対象となる茨城の「ひたちおおた」を除く164駅のスタンプを11月30日までに押して応募はがきで応募すると100名に特産品引換券3000円相当が当たります。
両コースにはダブルチャンスとして100名に3000円相当の特産品が届く抽選権もついてきます。
応募期限は2016年12月1日までの消印のついた応募はがきが対象になります。
ほかにも完全制覇コースの参加なら、もれなく「完全制覇認定証」と「ゴールドステッカー」が貰えるのも見逃せません。
2016/11/05 16:30 天候:晴れ