蒸気機関車とデカ盛りと道の駅を求めて毎週末、家族旅行しているのにキャンプ歴のない軽自動車キャンピングカー「eK-Camp(ROTUS(ロータス)RV販売 )」銀色テントむし乗りのnorizoです。
島原鉄道線の島原本社前(しまばらほんしゃまえ)駅を西に出て、信号から国道251号線島原街道を南に入って次の交差点を東に入ると線路を越えた先に見えてくるのが「中央児童公園」です。
ぐるっと回りましたが駅のすぐ南側にあり、この公園こそ由緒正しき霊丘神社(れいきゅうじんじゃ)に併設する公園です。
霊丘神社(れいきゅうじんじゃ)は島原の乱の後、徳川家光(とくがわいえみつ)に任命されて肥前島原を治めた高力(こうりき)氏により東照宮が勧請されたことに始まりました。
明治16年(1883年)に、高力氏の後を受けた島原藩主松平氏(深溝松平家)七代の霊を合祀し現在の名称になっており観光スポットにもなっていますが、その裏通り側の公園となっており、駐車場もあるため家族連れで楽しむことが出来ます。。
そんな公園に置かれている静態蒸気機関車が「C1201」です。
展示状態としては鉄路が見えず、車輪が地中にやや沈んだ状態となっており、すこし不安を覚えますが、塗装状態は良いので、さすがは鉄道会社近くの静態機関車と納得します。
この車両は日本車輛製で製造番号は「1497」として昭和23年(1948年)に製造され、島原鉄道に配置され1952年に現番号に改版されました。
ほ かにも島原鉄道では製造番号1498を「C1202」、製造番号1519を「C1203」、製造番号1520を「C1205」、製造番号1521を 「C1206」として配置しており、実はボイラー横の鉄板「デフレクター」が付いた車両は05・06のみだったとされることから、車両に掲示されたナン バーと車両番号に差異があるのではないかとも言われています。
パーツの欠損が多く、車輪が地中に沈んでいることと、運転席に乗り込めなかったことからズキマル君は少々残念がっていました。
解説のパネルは古びてノスタルジックな雰囲気を醸していますが、それもまた味があって良いものです。
明治41年(1908年)に創業し、雲仙や諫早などのルート拡大も行った島原鉄道の隆盛期を物語る産業遺産は、すこし疲れが見えるながらも、一緒に過ごしたこの地を今も見守っています。
これからも長く蒸気機関車がここで過ごせるよう、近隣の皆さんのご協力を思いつつ、C12ではレアとされるデフレクター付きに感動しつつ公園を後にしました。
□中央児童遊園(島原鉄道C1201)
TEL:0957-62-3446
長崎県長崎市賑町5-100
駐車場:霊丘神社駐車場併用
より大きな地図で 銀色テントむしの静態蒸気機関車マップ を表示
◇車歴(やまてつさん調べ)
製造:1948年 日本車輌
御召し牽引:1949年5月25日 ※保存車がC1205の場合
廃車:1968年6月18日
保存開始:1971年1月27日
※標記はC1201であるがC1206であるという説がある。
島原鉄道活躍したC12型のデフレクター付はC1205とC1206のみでのめ、C1201ではない可能性が高い。
保存車がC1205だったとすると1949年5月25日に昭和天皇が御来島のおり、牽引したことになる。
2015/12/26 12:30 天候:曇り
測定値:未測定(測定器具:エアカウンターS)
測定場所:駐車場GL約1000mm(腰高)